サイバーリンクはCEATEC Japan 2008においてソフトウェアをベースとしたメディアアプリケーションによる、ユビキタス・デジタルメディア・ライフスタイルのためのマルチメディア技術を発表した。中核となるソフトは、Media Server2.0とSoftDMA2.0の2つとなる。
Media Server2.0は、ホームネットワーク上で、動画、写真、音楽を共有するためのネットワークサーバーとなる。バージョン2.0では、ネットワークの状況に応じてスムーズかつ映像品質を最適化するためのQoS技術を取り入れた。また、トランスコーディング機能を搭載し、プレーヤー側に最適なビットレートへ変換できるので無駄にネットワーク帯域を消費することがない。
その他、接続数制限機能、アクセスコントロール機能、ハイディフィニション映像のストリーミング配信機能なども新たに搭載された。動作環境は、OSがWindows XP(SP2/3)、Media Center Edition(2005)、Vista Home Basic/Primiun、DirextX 9とWindows Media Player 9以上が必要となる。CPUはトランスコーディングを使用する場合には、Intel Core 2 Duo 2.2GHz以上が必要となる。メモリは512MB(1GB以上を推奨)。
SoftDMA2.0は、ハイディフィニション映像をホームネットワークを介して再生するためのマルチメディアプレーヤで、PCのローカルドライブやCEデバイスに、デジタルコンテンツをダウンロードし、再生・コンテンツ管理を行う(プレミアコンテンツは除く)。Digital Media Controller(DMC)をサポートし、ネットワーク経由でリモート操作が可能となったほか、Media Server2.0との併用をすることで、QoS機能が利用できる。
動作環境は、OSがWindows XP(SP2)、Vista Home Basic/Premium、DirextX 9とWindows Media Player 9以上が必要となる。CPUはIntel Pentium 2.4GHz以上が必要となる。メモリは512MB(1GB以上を推奨)。
Media Server2.0、SoftDMA2.0のいずれもDLNA 1.5の認定を受けており、認定機器との相互利用も可能になっている。