WOWOWは10月6日より、米国の特殊部隊「ザ・ユニット」の活躍を描いたミリタリー・アクションドラマ『ザ・ユニット3 米軍極秘部隊』(23:00~24:00)の放送をスタートさせる。全米ではCBSネットワークで2006年3月からスタートし、今秋遂に第4シーズンへと突入している人気シリーズだ。
合衆国に属しながら連邦政府がその存在さえも認めない極秘部隊「ザ・ユニット」。アメリカから世界各国へと赴き、多発する軍事テロや紛争の鎮圧などを主な目的として正体を誰にも知られることなく任務を遂行するユニットの面々…。この、歴史の影で暗躍するユニットの活躍を描いたのが同ドラマシリーズだ。主演は日本でも大人気のドラマ『24-TWENTYFOUR-』でパーマー大統領に扮したデニス・ヘイスバート。抑制の効いた演技で「ユニット」の隊長であるジョナス・ブレインを熱演するなど、単なるアクションシーンだけでなく、彼らの演技も同ドラマの見どころである。
前シーズンの最後。「ザ・ユニット」は軍の内部調査を受け、これまでの非合法任務の責任を問われる危機に陥った。軍法会議で有罪となれば、チームは解散。隊員たちは軍刑務所へ送られかねない。ジョナスがパナマへと逃亡し、グレイ(マイケル・アービー)も姿を消した。ウィリアムズ(デモア・バーンズ)とマック(マックス・マーティーニ)は黙秘を決め込み、トム(ロバート・パトリック)もチームを信頼することに。だが、ボブ(スコット・フォーリー)だけはCIAの協力者となって罪を逃れた。第3シーズンでは、そんな彼らに数々の危機が訪れる。
同ドラマは世界で起きた事件と関連し、戦争を扱っている点が魅力だと語るプロデューサーのヴェイヘン・ムースキアン氏は「アメリカは戦争をしていて、ミリタリーの内実を知りたいという視聴者や、ヒロイズムを見ていい気分になりたいと思う視聴者もいます。しかし、このドラマは単なる戦争に関するショーではありません。兵士が何をするかという話ではなく、彼らには妻がいて家族がいるという彼らの生活なども描いています。アクションシーンがたくさんあって面白いですが、メロドラマあり、ヒューマンドラマありと言ったところに同シリーズが成功した要因だと思いますよ」と人気の秘密を分析する。
また、同ドラマの脚本を担当したパトリック・モスは「最初の2話でチームは危機的状況に陥り、これを機に第3シーズンでは様々な事件が起こります。そして第7話でチームの大事なメンバーが撃たれて殺されてしまう。『ザ・ユニット』で、初めてアメリカ兵が戦死した後どのようなプロセスを経て葬式が執り行われるかも描写しています。第3シーズンでは様々なことが起き、今まで見たことがないような展開になりますので、是非ご覧になって下さい」と第3シリーズの見どころを語っている。
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