独ケルン・メッセで開催された「photokina 2008」(フォトキナ)では、SanDiskが高速メモリーカードの新製品を出展。さらに台湾Pretecからは、容量100GBという大容量のCFカードが発表された。
SanDiskが発表したのが、CFカード「SanDisk Extreme IV」の上位版で、速度は45MB/sへと高速化。UDMAに対応しており、対応カメラとの組み合わせで高速連写などの恩恵が得られる。16GB版を10月中旬から発売する。米国での価格は399.99ドル。さらに、速度30MB/sの「SanDisk Extreme III」では、16GBと32GBの大容量モデルも登場している。
SDカードでは、「SanDisk Extreme III」の30MB/s対応版が登場する。容量も最大16GBまでをカバー。SDHCカードでは、最近フルHD対応カムコーダーで利用される例も増えており、高速・大容量化がさらに重要になってきているので、信頼感のあるSanDiskの高速・大容量メディアの登場は期待感が高い。16GBモデルの米国での価格は179.99ドル。
それに加えて、SanDiskでは新たにカードリーダー「SanDisk ImageMate」も発表。CF/SD/MS/xDをサポートする オールインワンタイプは読み書き速度がともに34MB/sとなるUSB接続の高速リーダー/ライター。米国での価格は29.99ドル。CFをサポートしない代わりにさらに小型のタイプも用意。こちらは読み書き速度が最大30MB/sとなっている。米国での価格は19.99ドル。
photokina 2008に合わせて台湾Pretecが発表したCFカードは、64GBと100GBという大容量が特徴。もちろん、世界最大だ。速度は233倍速で最大35MB/sだ。これまでの容量が48GBだから、大幅な向上となる。同時に、容量32GBと50GBのカードも発表。こちらは333倍速で速度は50MB/sとなり「世界最速」(同社)だという。
64GBのカードは399ドル、333倍速32GBのカードは630ドルでphotokina 2008に合わせて出荷を開始。100GBのカードと50GBのカードは、いずれも今年末に発売予定。