マツダは29日、軽自動車「AZ-ワゴン」シリーズをフルモデルチェンジし発売した。価格は、「AZ-ワゴン」が92万4,000円から148万2,600円、「AZ-ワゴン カスタムスタイル」が127万500円から168万7,350円。
AZ-ワゴン XS ※2WD/4AT車 |
「AZ-ワゴン」は、優れたスペース効率や機能性を特長とする軽自動車で、幅広い層のユーザーから支持されているという。フルモデルチェンジは5年振りで、スペース効率や機能性を進化させつつ、内外装の質感や室内の快適性を向上させた。
エクステリアは全面的にデザイン変更し、フロントビューは新デザインのバンパーやヘッドランプを採用。リアビューは認識性の良い大型リアコンビランプを含むシンプルなデザインになっている。ボディカラーは、青灰系の「ブリーズブルーメタリック」、ピンク系の「ブルームピンクメタリック」、ベージュ系の「クリアベージュメタリック」を新たに追加した全7色が用意されている。また「XT」、「XS」には、14インチアルミホイール、フロント/サイド/リアアンダースポイラー、リアルーフスポイラーを採用している。
インテリアは、グレーを基調としたインスツルメントパネルをベースに、シルバー塗装でシンプルなデザインのセンターパネルを採用。また、4AT車・CVT車は、シフトレバーをインパネ部に配置した。さらにインフォメーションディスプレイを含む自発光式メーターを全車に搭載する。シートとドアトリム色にはチャコールグレーを採用し、ドアトリム部分のパネルを丸みを帯びた凹形状にした。
ユーティリティー面では、ホイールベースを延長した新プラットフォームの採用により室内長を拡大するなど、さらに広い室内空間を確保。また、フロア形状のフラット化やシートの大型化により後席の居住性・快適性を向上させた。ドアの開口部拡大、平らなステップなどにより、乗降性や荷物積み降ろし時の使い勝手を向上させた。さらに左右独立スライド式ラゲッジボードを荷室フロアに採用することにより、後席を前方に倒した際のフラットで使いやすいスペースを確保。各種の収納スペースも多数確保している。
装備は、エンジンを始動・停止させるプッシュボタンを「XT」および「XS」に、盗難防止に効果のあるイモビライザーを全車に標準装備するなど、利便性や快適性を向上させている。走行性能に関しては、CVT(自動無段変速機)を一部モデルに採用し、力強い加速と燃費の向上に寄与している。また、全車が「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」あるいは「同 50%低減レベル」認定となり、優れた環境性能・経済性を実現している。
また、スポーツ感・質感を高めた上級モデル「AZ-ワゴン カスタムスタイル」は、アルミ蒸着ラインを内蔵したスケルトンタイプのフロントグリルやクリアタイプのリアコンビランプを採用。インテリアも光沢のあるブラックのセンターパネルや本革巻ステアリングなどを採用した。ボディカラーは、新色の黒系「スパークブラックパール」、赤系「クラッシックレッドパール」、グレー系「ルナグレーパールメタリック」を含む、全6色が用意されている。