東芝は、スタイリッシュなフォルムとモバイル性を持ち、さらにエコロジーにまで配慮したノートPC、「dynabook NX」シリーズを発表した。SSDモデルの「NX/78GBL」の店頭予想価格は約30万円前後。HDDモデルの「NX/76G」の店頭予想価格は20万円前後。どちらも10月下旬発売予定。
両モデルとも、CPUはCore 2 Duo SU9300(1.20GHz)でチップセットはIntel G45 Express。メモリは2GBで最大3GBとなっている。液晶は12.1型ワイド(1,280×800ドット)。光学ドライブはDVDスーパーマルチ。ストレージに違いがあり、NX/78GBLは128GBのSSDを、NX/76Gは160GBのHDDを内蔵する。これにより、重量やバッテリ駆動時間に違いが生じてくる。
エコに注力しているのもNXシリーズの特徴。これまでのdynabookで培ってきた環境調和設計を継承しており、世界の厳しい環境基準をクリアしている。さらに、リサイクルにも対応できるよう、プラスチックのボディを使用しねじ本数削減、さらに複合部材の採用を減らしている。
エコロジー対策は物理的なものだけではなく、省電力化によっても果たされている。LEDバックライトや低消費電力のCPU・チップセットを装備。加えて、Windows Vistaのガジェットとして「消費電力メーター」を備えており、自分の使用している電力が一目でわかるので環境への意識が高まるようになっている。
軽量化とエコロジーを実現するプラスチックボディだが、堅牢さも失っていない。100kgfの面加圧や、75cm落下、100ccの浸水などに耐える設計となっている。
デザインの美しさもNXの特徴。直線的で美しいボディラインを持っており、さらに「グラマラスブラック」「ロータスピンク」「ノーブルホワイト」の3種のカラバリも用意している。ただし、SSDモデルはグラマラスブラックのみとなる。
主な仕様
型番 | NX/78GBL | NX/76G |
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CPU | Core 2 Duo SU9300(1.20GHz) | |
メモリ | 2GB(最大3GB) | |
チップセット | Intel GS45 Express | |
グラフィックス | Intel GMA 4500MHD(チップセット内蔵) | |
ストレージ | SSD128GB | HDD160GB |
液晶 | 12.1型ワイド(1,280×800ドット) | |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ | |
インタフェース | USB2.0×3(うちひとつはeSATA共用)、LAN端子(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)×1、ミニD-Sub15ピン、メモリーカードスロット×1、PCカード(TYPE II)×1ほか) | |
無線LAN | 802.11b/g/n | |
指紋センサー | あり | |
バッテリ駆動時間 | 約11.5時間 | 約10.5時間 |
サイズ | 約286(W)×29.9(H)×233(D)mm | |
重量 | 約1.39kg | 約1.45kg |