「RZ-H220」(シャープ製)

ウィルコムおよびウィルコム沖縄は25日、業務用スマートフォンの新製品「RZ-H220」(シャープ製)を発表した。通話・通信サービスはウィルコムとの契約となるが、11月よりシャープの製品として販売。端末の価格は、10万円前後になるとしている。

RZ-H220は、「Advanced/W-ZERO3[es](WS011SH)」をベースに開発された業務用スマートフォン。OSにWindows Mobile 6.1 Classic 日本語版を採用したほか、ウィルコムの小型通信モジュール「W-SIM(ウィルコムシム)」を搭載する。

ディスプレイはタッチパネルに対応したワイドVGA(480×800ドット)モバイルASV液晶を採用。本体背面には、オートフォーカス機能付き200万画素カメラ、バーコードスキャナを搭載する。端末本体は、耐環境性能を重視した仕様になっており、耐落下衝撃性能1.5m(コンクリート上)、IP54(防塵・防まつ)準拠を実現した。

バーコードスキャナなどを利用したハンディターミナルとしての機能に加えて、Windows Mobile 6.1の採用により、流通小売業や運送、病院などの幅広い業種・業務内容に応じたアプリケーションを利用できる点が特徴。たとえば、三菱UFJニコスが提供する、保守員・サービス員の現地クレジットカード決済ニーズに対応した「モバイル用ECカード決済システム」や、エスエイティーティーが提供する、販売員・説明員の顧客満足度調査を行い、集計結果をリアルタイムにサーバーへ送信できる「Touch POP」などのソリューションが簡単に導入できる。