米Dellは9月24日 (現地時間)、12カ月内に、全てのノートPCの新製品にLED (発光ダイオード)ディスプレイを標準搭載する計画を明らかにした。
Dellは"Greenest"テクノロジーを採用するメーカーを目指しており、LEDディスプレイへの移行はその一環である。LED技術により水銀を全く用いないノートPCを実現でき、リサイクル効率も高まる。またLEDはCCFL (冷陰極管)に比べると消費電力が少ない。Dellが使用しているパーツの場合、同じ輝度でLEDは平均43%の消費電力の削減となる。そのためDellユーザーのLEDディスプレイへの移行により2010年から2011年の2年間で、2億2000万キロワット時、また10000世帯以上のエネルギー消費からもたらされる二酸化炭素排出量の削減につながると予測する。
まず2008年12月15日から、Latitude E4200、E4300、E6400、E6400 ATG、E6500など、Latitude Eファミリーの3分の2がLEDディスプレイを標準搭載する。モバイル・ワークステーションのPrecision M2400と同M4400でもLEDディスプレイが採用される。2009年末には出荷されるノートPCの80%以上がLED標準搭載となり、2010年内に100%を達成する見通しを示している。