シグマは、独ケルン・メッセで開催中の映像機器関連の展示会「photokina 2008」(フォトキナ)で、デジタル一眼レフカメラ「SD15」とコンパクトデジタルカメラ「DP2」のモックアップを展示している。いずれも正式な発売日や価格は未定だ。
SD15は、FOVEONの3層CMOSセンサーを搭載したシグマのデジタル一眼レフカメラSD14の後継機種。画像処理エンジンが従来の「TRUE」から「TRUE II」に変更されたほか、いくつかの変更点が明らかにされているが、現時点では詳細は明らかにされていない。
ブースの説明員によれば、「来年2-3月ごろに発表し、後半に発売」とのことで、どうやら米国の写真機器関連イベントPMAで詳細が発表される模様だ。
DP2は、APS-CサイズのFOVEON X3センサーを搭載したコンパクトデジカメ「DP1」の新モデル。24mm F4の単焦点レンズを備え、マニュアル撮影にも対応した高級コンパクト機だ。
これに対してDP2は、新たにレンズが広角レンズではなく、より明るい41mm F2.8に変更された。画像処理エンジンが従来の「TRUE」から「TRUE II」になったのも変更点だ。
基本スペックは、撮像素子が有効1,406万画素(2,652×1,768×3層)で、JPEG/RAW、AVI動画の撮影が可能。オート/太陽光/日陰/曇天/白熱灯/蛍光灯/フラッシュ/カスタム、P/S/A/Mのマニュアル撮影にも対応する。液晶は2.5型TFT液晶で、本体サイズは113.3(H)×59.5(H)×54.6(D)mm。
DP2はパンフレットもできあがっており、発売はSD15よりも近そう。実際、ブースの説明員は来年上半期には登場する予定、と話していた。
シグマのブースは、従来通り交換レンズを大量に並べ、来場者が自由にてにとって、自分のカメラに取り付けて試すことができる。発表されたばかりの「24〜70mm F2.8 EX DG HSM」はガラスケース内のみの展示だった。