米NVIDIAは24日(現地時間)、「Adobe Creative Suite 4」で、同社のGPUがネイティブ・サポートされると発表した。NVIDIA GPUの並列コンピューティング能力を利用して、Adobe Creative Suite 4の処理をアクセラレートできる。
Adobe Creative Suite 4が搭載している各種クリエイティブ・ツールが、NVIDIA QuadraやGeForceの対応GPUを自動的に検出。Photoshop CS4では、GPU処理で画像の回転、ズーム、パンなどをリアルタイムで行い、表示を瞬時かつスムーズに変更できるようになる。2D/3D合成や高品質アンチエイリアシング向けにもGPUを活用。ブラシのサイズ変更やブラシストロークのプレビュー、3D移動、ハイダイナミックレンジ・トーン・マッピング、色変換も、GPUアクセラレーションの対象となる。
After Effects CS4では、NVIDIA Quadro GPUのアクセラレーションに対応した視覚効果を採用しているため、容易にグラフィックスや視覚効果をビデオに追加し、ワークフローを高速化できる。被写界深度、双方向ブラー効果、乱流ノイズ(流水や旗の揺れ、漫画の効果など)がNVIDIA GPUのアクセラレーションに対応している。
Premiere Pro CS4では、NVIDIA Quadro GPUで、動作、不透明性、色、画像のゆがみといった、高品質ビデオ効果のアクセラレーションを行うことが可能となる。