スズキは、新型「ワゴンR」と「ワゴンRスティングレー」の発売を開始した。新プラットホーム採用により、室内空間を広くしたほか、クラストップの低燃費を実現したエンジンを搭載したという。価格は、90万8,250円〜167万1,600円。
今回の「ワゴンR」と「ワゴンRスティングレー」では、「快適スタイリッシュワゴンR」を開発コンセプトに、経済性や使い勝手といった基本性能と、室内の快適性、乗降性を向上し、スタイリッシュなデザインとした。ロングホイールベース化した新プラットホームの採用と、新開発サスペンションにより、操縦安定性と乗り心地を向上したほか、走行時の騒音を全域で低減した静かな室内を実現したという。
室内空間は、ホイールベース、室内長、前後乗員間距離を拡大したほか、フロントは乗降性に優れ運転しやすいヒップポイントを継承、リヤはステップ地上高を下げてリヤフロアとの段差を少なくして乗降性を向上した。エンジンは、街中での扱いやすさを向上したNAエンジン搭載の2WD、CVT車で23km/L(10・15モード燃費)、新開発のターボチャージャー採用エンジン搭載の2WD・CVT車で21.5km/L(同)の低燃費を達成したという。
新たにワゴンRスティングレーのターボ車にはパドルシフト付き7速CVTを組み合わせたほか、スティングレー全モデルにタイヤ空気圧警報システムを標準装備した。荷室には左右独立スライド式ラゲッジボードを採用、「TS]グレードにはSRSカーテンエアバッグを標準装備し、2WDには横滑り防止装置「ESP」をメーカーオプション設定した。なお、リヤシートベルトは簡単に脱着できるように自立式のベルトアンカーを採用している。