フォートラベルはこのほど、同社が運営する旅行総合情報サイト「旅行のクチコミサイト フォートラベル」にて行った、「2008年夏休みの過ごし方」の調査結果を発表した。調査期間は8月25日~9月19日まで、有効回答数は651人となっている。
調査結果によると、夏休みに旅行に出かけると予定していた人は全体の67%、実際に旅行に行った人は62%だった。旅行を予定していたが中止した人の理由としては、「休みが少なかった」が最も多く17%、続いて「特に理由はない」が16%、「燃油サーチャージ高騰の影響で予算と合わなかった」「同行者との日程が合わなくなった」が14.9%となっている。
特に注目したい点は、燃油サーチャージ高騰の余波だ。「ガソリンや物価高騰の影響」を理由とした人が10%にも満たないことと比較すると、燃油サーチャージ高騰に対して旅行者がいかに反応するかがうかがえる結果となっている。
また7~9月の間で取得した一番長い休みについては、「5日間」と答えた人が最も多く(17.5%)、旅行に出かけた人の休暇日数の平均は「8.8日間」、出かけなかった人は「6.9日間」という結果となった。これは旅行のために、前後にあえて有休を足して、長期休暇を設定した人が多いことが予想できる。
さらに旅行費用についての調査では、海外旅行の平均は21万3,000円、国内旅行では5万8,000円とかなりの開きのでる結果となった。特徴としては、海外旅行では10万円台と答えた人が19.6%、国内旅行は3万円台が17.5%と比較的低い金額に集中しているにも関わらず、一方では海外旅行は50万円以上が7.6%、国内旅行においては10万円以上が14.3%と高額旅行が支持されていることで、平均予算がアップしていることが挙げられる。