英国の名門ブランドとして知られるRaleigh(ラレー)。日本では新家工業とのコラボレーションモデルで、『英国の実用主義』をコンセプトに数多くのモデルをリリースしている。新家工業も、日本の自転車界における老舗中の老舗。実直な製品作りで定評があるメーカーだ。2009年モデルは、手堅いマイナーチェンジが中心となっている。
CLUB SPECIAL(CLS)
CLUB SPECIAL(クラブスペシャル、120,750円)は、クラシカルなたたずまいを見せるラレーの人気モデル。フレームの素材は伝統的かつ高強度なクロモリ合金鋼で、ロストワックスラグ(フレーム継手)を採用。ダブルレバーによる変速、前後のドロヨケ(アルミ製)、そして英国ブルックスの革サドル等を装備する。「最近のロードバイクは派手すぎて……」と躊躇してしまうオジサマには、まさにうってつけの存在だ。サイズは510mm、540mmの2種類を用意。
CARLTON-Cr-Mo(CRF)
クロモリフレームを採用するが、カーボンフロントフォークやシマノのデュアルコントロールレバー、ややスローピングしたデザインなど、現代的なスペックを持つCARLTON-Cr-Mo(カールトン-Cr-Mo、147,000円)。メインコンポーネントがブレーキも含めてシマノ・ティアグラで統一されているあたりは、良心的と言えるだろう。サイズは490mm、510mm、530mmの3種類を用意する。
RSW CARLTON(RSC)
新家工業の担当者イチオシのニューモデルが、スポーティなミニベロのRSW CARLTON(RSW カールトン、115,500)。細身のクロモリフレームだが、フロントのカーボンフォークや20×1(ETRTO 23-451)サイズのロードタイヤ、軽量なエアロリムなどを持ち、高速ツーリングが楽しめる仕様となっている。サイズは500mmのみで、適応身長は160~185cm。
RSW SPECIAL(RSP)
RSW SPECIAL(RSW スペシャル、105,000円)は、RSW CARTONより一回り小さいETRTO 406サイズのホイールを採用した、クラシカルなルックスのツーリングミニベロ。小回りを利かせて路地裏をお散歩するにはちょうど良い。ただクラシカルなだけではなく、小さなサイズの自転車では苦労しがちなフロントの変速がきっちり行えるように、ひと手間加えて変速機用の台座を設けるなど、まじめな設計がウリ。500mmのワンサイズのみで、適応身長は160~180cm。男性だけでなく女性が乗っても似合うだろう。
※価格はすべて希望小売価格、税込。