ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは22日、「タクシーに関する意識調査」の調査結果を発表した。全国的に広まりつつあるタクシー車内での全面禁煙の「賛成派」が全体の9割弱にも上り、喫煙者でも6割と半数を超え、全面禁煙に対する理解が進んでいることが明らかになった。
タクシーの全面禁煙が28の都府県(一部市町村)で実施されている(8月29日時点)という中、同調査は9月5日~9月8日に実施され男女404人から回答を得た。その内、喫煙者は81人(20.0%)、非喫煙者は323人(80.0%)。結果によると、全面禁煙の「賛成派」は全体の88.6%に上った。性別・年代別のいずれも「賛成派」が圧倒的に多く、特に女性で93.4%、30代で90.9%と割合が高かった。非喫煙者では「賛成派」が95.7%を占めるのは納得だが、喫煙者に限っても60.5%と半数を超える結果となった。
一方、「反対派」は喫煙者が他の層よりも多かった男性(15.2%)と40代(14.3%)に目立った。同社では「街中やオフィス等で禁煙エリアが拡大する中、移動中のタクシー車内が貴重な喫煙所だという人もいるかもしれない」と分析している。
そのほか、「タクシーにこんなサービスがあったら」という問いには、「無言タクシー(運転手が無言)」が20.8%、「女性専用タクシー」(20.3%)、「喫煙タクシー」(10.1%)といった意見が見られた。