その週の、どの商品をイチオシにするかはショップのカラーが出るところ。今週の場合はそれが顕著に現れた形となった。また、Xbox 360の改定価格での販売から一週間がたったところでの動向は? ゲームの新作は少なめだが、"美少女系"のフィギュアが数多く発売されていた点にも注目だ。
Xbox 360の動きやいかに?
新価格での発売から一週間。ショップでの動向はというと、アソビットゲームシティで3タイプ全てが完売、AKIHABARAゲーマーズ本店では「アーケード」及び「エリート」が完売という状況だった。ショップでも次回の入荷は未定とのことで、品薄状態はしばらく続くのか今後も注目したいところだ。
プラキットVSプレイステーション 3専用ソフト
アソビットゲームシティの店頭を飾った商品は、なんとゲームやDVDではなく、プラキット。バンダイから、『マクロスF』に登場する「1/72 VF-25F メサイアバルキリー アルト機」が発売され、同ショップではここのところ関連CDの特設コーナーが設置されるなどの力の入れ具合もあり、このような展開になったと思われる。
「1/72 VF-25F メサイアバルキリー アルト機」は、"ファイターモード"、"バトロイドモード"、"ガウォークモード"の形態へ完全変形を可能にしたプラキット。ディスプレイ時は、ランディングギア及びアクションベース対応のジョイントを使用することで、止まっている形態と飛行時での両方が再現できる。付属する武器は、ガンポッドとナイフ。手首は武器を持つ形と平手が付属。水転写デカールとテトロンシール2種類でアルト機のマーキングを再現できるほか、同スケールで付属する「早乙女アルト」のフィギュアはコクピットにも搭乗可能だ。メーカー希望小売価格は4,725円。
Xbox 360からプレイステーション 3への単なる移植作にあらず!
AKIHABARAゲーマーズ本店ゲーム館の店頭は、バンダイナムコゲームスのナムコレーベルから18日に発売されたプレイステーション 3専用ソフト『トラスティベル ~ショパンの夢~ ルプリーズ』が飾った。昨年6月にXbox 360専用ソフト『トラスティベル ~ショパンの夢~』が発売されたが、今回はプラットホームをプレイステーション 3に移しての新作RPGとなっている。
今作の新要素としては、まず「クエストの追加」があげられる。そして「イベントシーン」も前作から変更し、追加した部分が多数あるとのこと。それに伴い「シナリオ」も大幅に変更され、収録ボイスも増加。このような変更点、追加要素を見ると、今作が初めてだという人もXbox 360版をプレイした人も新たな感覚で楽しめるだろう。メーカー希望小売価格は7,329円。
バンダイナムコゲームスのバンダイレーベルからは、『ドラゴンボールDS』がニンテンドーDS専用ソフトとして18日に発売された。集英社の「週刊少年ジャンプ」で鳥山明が連載を開始したのが1984年。今や国内だけでなく、海外でも人気の作品だ。そして、今作は主人公の悟空がブルマと出会うところから物語はスタート。ジャンルはアクションアドベンチャーとあるように、「天下一武闘会」でのバトルや"謎解き"の要素も含まれていて、プレイヤーを飽きさせない作品となっている。メーカー希望小売価格は5,040円。
エレクトロニック・アーツからは、18日に『アンリアル トーナメント 3』が発売された。プラットホームは、Xbox 360及びプレイステーション 3。FPS「アンリアル」シリーズの最新作となる。まず、特筆すべきは「アンリアルエンジン 3」という新しいゲームエンジンを使用してのグラフィック。両プラットホームでは、機能に若干の違いがあるので詳しくはオフィシャルサイトで確認してほしい。メーカー希望小売価格はXbox 360版が7,329円で、プレイステーション 3版は7,140円。
コーエーからは、18日に「ジーワンジョッキー」シリーズの最新作『ジーワン ジョッキー 4 2008』がプレイステーション 2及びプレイステーション 3専用ソフトとして発売。またWii専用ソフト『ジーワン ジョッキー Wii 2008』も同日に発売された。それぞれのプラットホームでの前作をベースとしていながらも、レースアルゴリズムが強化されたことにより、前作よりさらにリアルなレースシーンを再現することが可能となっている。もちろんデータは最新のものを搭載。プレイステーション 3専用ソフトはワイヤレスコントローラ「SIXAXIS」の6軸検出システムに、Wii専用ソフトでは「バランスWiiボード」に対応し、その操作感は通常のコントローラによるものに比べ新しいものとなっている。メーカー希望小売価格は『ジーワン ジョッキー 4 2008』のプレイステーション 2版が7,140円、プレイステーション 3版が7,560円、『ジーワン ジョッキー Wii 2008』は6,090円。
また、プレイステーション 2及びプレイステーション 3専用ソフト『ウイニングポスト7 マキシマム2008』とセットになった「ツインパック」(プレイステーション 2版の価格11,340円、プレイステーション 3版の価格11,865円)も同時に発売されている。
インターチャネルより『イルミスライト-ひかりのパズル-』がニンテンドーDS専用ソフトとして18日に発売された。このゲームは、光の特徴をうまく使用したパズルゲームで、なんと120種類の多種多様な問題と多彩なモードを収録。また、キャラクターが実に"癒し系"でゲームを楽しくさせてくれる。メーカー希望小売価格は3,990円。
マーベラスエンターテイメントから、『家庭教師ヒットマンREBORN! バトルアリーナ』がプレイステーション・ポータブル専用ソフトとして18日に発売。ジャンルはカスタマイズ対戦格闘。ストーリーは完全オリジナル(未来編をベースにしている)。登場キャラのコスチュームなどを細かくカスタマイズが可能となっているほか、モードも多彩に用意されている。また、アドホックモードにも対応し、通信対戦のほかに動画などのデータの交換ができる。メーカー希望小売価格は5,229円。
DVDの注目商品はないが、CDに強力タイトルが発売
elseena-music entertainment / ビジュアルアーツより、fripSideのニューアルバム「split tears」が発売された。表題曲を筆頭に「spiral of despair」「praying over」「magicaride」「tomorrow」など、PCゲーム関連曲が多数収録されている。また、『before dawn daybreak(ブラックサイク/ビフォアドーンデイブレイク)』主題歌をゲームに先駆け先行収録されている点にも注目だ。価格は3,150円。
TVアニメ『一騎当千』シリーズから、歴代のOP/EDテーマやキャラソン、挿入歌を収録したベストアルバム「一騎当千ベストソング・コレクション~SONG&SOUL祭り~」がメディアファクトリーより発売された。キャストが豪華な作品だけに、声優ファンは要チェックの楽曲集となっている。さらに新録音の『一騎当千Great Guardians』キャラクターソングも2曲収録。価格は、歴代OP&EDノンテロップ映像+ボーナス映像が収録されたDVD付きの初回限定盤が3,570円。
ポニーキャニオンからは、TVアニメ『S・A~スペシャル・エー~』より「S・A~スペシャル・エー~ キャラソンコレクション!」が発売。S・Aメンバーの全キャラソンをはじめ、新OPテーマ「Gorgeous 4U(彗Ver.)」新EDテーマ「スペシャル☆ギュッとGood luck!(光Ver.)」も収録されている。価格は3,150円。
ニンテンドーDS専用ソフト『どきどき魔女神判2』のドラマCD「どきどき魔女神判2 ドラマCD ~魔女とアクジ、かれ~なる?大作戦。そして伝説へ~」が、ティームエンタテインメントより発売された。11名のキャストによる、絶品カレーの作り方や本格(?)RPGのお話が収録されている……らしい!? 価格は3,150円。
悩殺系フィギュアが各社から発売される
FREEingから『涼宮ハルヒの憂鬱』に登場する喜緑江美里の大型フィギュア、「喜緑江美里(きみどりえみり)バニーVer.」が発売された。生徒会役員であり、長門と同様にヒューマノイド・インターフェースの彼女。うさ耳と網タイツというバニー姿が悩ましい1/4スケール(全高約250mm)のPVC塗装済完成品で、価格は11,800円。
ウェーブからは、トレジャーフィギュアコレクション『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズより「長門有希 制服【立ち】Ver.」が発売。【Sitting】Ver.と連続リリースとなるこの商品、朝倉のマンションを訪ねたキョンとハルヒが出くわしたときの帰宅姿の長門有希を忠実に再現している。また、フェイスが2種類、腕部は鞄とコンビニ袋を持ったものと、「団員ボシュウ中」の看板を持ったもの、素立ちVerの3種類が付属する。1/10スケールのPVC(一部ABS)塗装済完成品で、価格は4,725円。
同社からは、PCゲーム『FORTUNE ARTERIAL』より「東儀白」が発売。柱の陰に隠れて覗き見るようなポージングがかわいらしい。ちなみに「千堂瑛里華」「紅瀬桐葉」同様、全員をそろえると綺麗に並べられるようベースにはオマケのプレートが付属する。全員コレクションして、『FORTUNE ARTERIAL』の世界を再現してみてはいかがだろうか。製品は1/8スケールのPVC(一部ABS)塗装済完成品で、価格は6,825円。
アルターからは『魔法少女リリカルなのはStrikerS』より、「ヴィータ」と「ユニゾンヴィータ」が発売。かつてはヒロインのなのはの敵であり、いまは良き友のヴィータが、ノーマルバージョンと、リインフォースIIとユニゾンしたバージョンで立体化されたものだ。それぞれ3種類のデバイスが付属しており、相互での差し替えも可能となっている。1/7スケール(全高約190mm)のPVC塗装済完成品で、価格は各7,140円。
コトブキヤからは『シャイニング・ウィンド 』より、「クララクラン」が黒を基調とした衣装の"ノワールver."として登場した。キャラクターデザインのTony氏が新たに彩色し直した公式カラーリングで、既発の白色の衣装から荘厳かつ妖しい魅力の黒衣装に転身。また、今回は衣装だけでなく、髪の色やアイプリント、肌の成型色も再指定による変更も加えられている。1/8スケール(全高約200mm)のPVC(一部ABS)塗装済完成品で、価格は6,090円。
同社からはこれまた『シャイニング・ウィンド 』より、『シャイニング・ティアーズ』にも登場していた人気の高いキャラ「ブランネージュ」が立体化された。コスチュームは『シャイニング・ウィンド』バージョンで、開いた胸元と腰まで切れ込んだスリットの入ったセクシーなワンピースにマントを羽織った姿を再現。1/8スケール(全高約200mm)のPVC(一部ABS)塗装済完成品で、価格は6,090円。
アイ・スクリームからは、『シャイニング・ウィンド』フィギュアシリーズ第1弾となる「シーナ・カノン」が発売。エッジの利いた性格に合わすかのように、キリリと奮い立つポーズジングで再現されており、同社お約束のクリスタルアイ仕様となっている。1/8スケールのPVC塗装済完成品で、価格は8,190円。
同社からはTVアニメ『スカイガールズ』より、「桜野音羽」「園宮可憐」「一条瑛花」の3人も発売されている。それぞれノーマルカラーバージョンと限定カラーバージョンが存在するが、付属品などに差異はない。1/7スケールのPVC塗装済完成品で、価格は各8,190円。
グリフォンエンタープライズからは『魔界戦記ディスガイア2』のが発売。魔王ゼノンの一人娘で17歳の箱入りお嬢様な彼女をノンスケール(全高約150mm)立体化したもの。フワリと広がったスケートや大型のリボンが印象的なフィギュアだ。PVC塗装済完成品で、価格は5,880円。
ムサシヤからはOVA『お願いティーチャー』のヒロイン「風見みずほ(完成品) RED ver.」が発売。今年初めに発売されてほぼ即日完売したとされる「ボンテージ・みずほ」のスペシャルカラーver.で、限定200個の発売となっている。鮮やかなエナメルレッドのボンテージ姿に悩殺されること間違いなし!? 1/6スケール(全長約270mm)のコールドキャスト塗装済完成品で、価格は18,690円。
海洋堂のリボルテックからは、『天元突破グレンラガン』の「エンキ」と押井守監督作品『紅い眼鏡』の「プロテクト・ギア」が発売された。リボルテックならではの多彩な可動はもちろん、エンキには内臓兵器やラガンヘッドが、プロテクト・ギアには豊富な銃火器類が付属する。各々ノンスケールの可動フィギュアで、価格は1,995円。
メガハウスからは、TVアニメ『BLASSREITER』に登場するジョセフブラスレイターを立体化した「アクションワークス BR-01 ジョセフブラスレイター」が発売。このフィギュアは『BLASSREITER』に合わせて開発されたオリジナル素体を採用、汎用型の素体を使ったほかのアクションフィギュアとは一味違う造形と可動を実現しているとのことで完成度の高いアクションフィギュアとなっている。ノンスケールで価格は3,990円。
おまけ&取材を終えて
AKIHABARAゲーマーズ本店アニメ館では、来週(9月26日)に発売となる『らき☆すたOVA(オリジナルなビジュアルとアニメーション)』の告知でかなりの盛り上がりを見せていた。陳列台には、これまでの『らき☆すた』関係の商品がずらりと並べられ、発売に向けた準備は万端といった感じを受けた。