「アフタヌーンティー」(3,200円)は、フィンガーサンドイッチの盛り合わせ、フルーツスコーン、ペストリーのセレクションに紅茶をセットしたもの

東京・銀座一丁目にある紅茶専門店「リプトン・ブルックボンドハウス」がこのほどリニューアルオープンし、「リプトン ティーハウス 銀座」として生まれ変わった。ハイクオリティの紅茶約30種類に加え、アフタヌーンティーセットやサンドイッチなどを用意しており、スイーツやフードは紅茶との相性にこだわって考案されているという。イートインはもちろんのこと、一部メニューはテイクアウトにも対応している。

「リプトン・ブルックボンドハウス」は、紅茶ブランド「リプトン」や「ブルックボンド」を展開するユニリーバ・ジャパンの直営店舗だった。今回のリニューアルにより、京都でリプトンの紅茶専門店などを展開している飲食企業・フクナガへと「リプトン ティーハウス 銀座」の運営を移譲することとなった。

ダージリン・セイロン・ウバなどの紅茶を常時、30種類を揃える

紅茶で心を豊かに

コンセプトは、「紅茶を心から楽しむ、とっておきの空間」。クラシック & モダンをテーマとしており、リッチで優雅な雰囲気、茶葉に囲まれた至福のたたずまいを表現した店舗に仕上がっているとのことだ。なお、同店の2階部分には紅茶教室があり、こちらは従来どおりユニリーバ・ジャパンが運営を続けていくという。

「クラシック & モダン」をテーマとした「リプトン ティーハウス 銀座」

フクナガ代表取締役社長の福永晃三さん

リニューアルオープンに際し開催された記者発表会でユニリーバ・ジャパン代表取締役社長の上垣内猛さんは、運営移譲について次のようにコメント。「永年のリプトン・パートナーであり、高い専門ノウハウをもつフクナガ様に、運営を引き継いでもらうことになり、非常に光栄に思います。これからも二人三脚でリプトン・ブランドの浸透に貢献していきたいと考えています」。

なおフクナガ代表取締役社長の福永晃三さんは、「銀座の店舗でしか味わえない品揃えや、専門店らしい接客などを魅力にしていきたい。銀座からリプトン・ブランド発信していきます」と抱負を語った。

紅茶というとアフタヌーンティーなど"お昼に楽しむもの"といったイメージが強いが、同店では軽い軽食と紅茶のセットである「ハイティー」のメニューも18:00~22:00の時間帯に用意している。多様なお客のニーズにこたえていこうという姿勢が、こういった点からも読み取ることができる。

近年、外資系ホテルが続々と日本に上陸し、その中には様々なメニューを盛り込んだお得感のあるアフタヌーンティーセットが女性から人気を集めているところも少なくない。「リプトン ティーハウス 銀座」もそういった女性たちから支持を集めていくのだろうか。今後の動きに注目していきたい。