ネットマーケティングのアイシェアは19日、「怖いものに関する意識調査」の結果を発表した。調査は9月初めにインターネットによって行われ、20代から40代の男女309名が回答した。男女比は男性58.3%、女性41.7%。

調査は12の選択肢の中から最も怖いと思うものをひとつ選ぶ方式で行われた。もっと多くの人が選んだのは「地震」(49.8%)。ほぼ半数にも上る割合は2位以下を大きく引き離しており、地震大国らしさを見せつけている。

2位は「通り魔」(13.3%)で、街なかでの事件が頻発している昨今の世相を反映し、上位に食い込んだと思われる。3位に選ばれたのは「火事」(11.3%)。特にマイホームやマンションの所有が多くなる30代と40代では「火事」と答えた割合が高くなっている。4位は「交通事故」(7.8%)。5位には今の世相を反映して「クレーマー」(5.8%)が入った。クレーマーと回答した割合は20代では10.0%と高く、同世代に理不尽な人が多いのか、あるいは社会経験が少ないゆえにクレーマーの対処に苦慮しているのかのいずれかの理由によるものと思われる。

怖いものの代名詞としては『地震・雷・火事・親父』と言い習わされてきたが、今回の調査で「親父(父親)」を選んだ人はわずか1.3%に留まり、「親父」は"怖いもの四天王"の座から滑り落ちたと言えそうだ。