東芝は18日、液晶テレビ「REGZA」の新ラインナップ5シリーズ14機種を発表した。新ラインナップは、大きく、ZH7000/Z7000/FH7000シリーズと、H7000/C7000の2つのグループに分けられる。ZH7000/Z7000/FH7000シリーズは新開発の映像エンジン「メタブレイン・プレミアム」を搭載したモデル。H7000/C7000シリーズは既存の映像エンジンを搭載するモデルだ。

メタブレイン・プレミアムを搭載し、内蔵ハードディスクとUSB/LANハードディスクへの録画が可能な「ZH7000」シリーズ

3色のカラーが選べる、スリムフレームの「FH7000」シリーズ

メタブレイン・プレミアムの最大の特徴となっているのが、超解像技術「レゾリューションプラス」。入力されたソースを高解像度化するスケーリング処理は、多くの映像エンジンで採用されているが、これに加えて、いったん高解像度化した映像から、ソースと同じ解像度の映像を生成。これを元の映像と比較して差分を検出。この差分を無くすように、高解像度映像側に補正を行うという流れで、より自然な高解像度映像を作り出すというものだ。部屋の明るさ、シーンの明るさに応じて自動的に画質調整を行う「おまかせドンピシャ高画質」にも、レゾリューションプラスでの鮮鋭感をコントロールする機能をプラス。さらに、暗い部屋で暗いシーンを視聴している際、突然明るいシーンへ移ったときの眩しさを和らげる機能も追加された「おまかせドンピシャ・プロ」に変更されている。

メタブレイン・プレミアムを搭載する3シリーズは、ハードディスクを内蔵し、市販のUSB接続/LAN接続のハードディスクも利用可能なZH7000。内蔵ハードディスクはなく、USB/LAN接続のハードディスクのみを利用可能なZ7000。内蔵ハードディスクと、e-SATA接続のハードディスクを利用可能なFH7000という構成になる。なお、FH7000は、スリムフレームを採用したデザインコンシャスモデルとなっており、カラーもアルミシルバー/ブルーブラック/カッパーレッドの3色が用意される。

ZH7000/FH7000に内蔵されているハードディスクは2.5インチタイプで容量は300GB。また、内蔵ハードディスクは交換することも可能だ。

オーディオ面でも、従来機ZH500シリーズなどに採用されていた、ドルビーボリューム機能に加えて、新たに「Audyssey EQ」を搭載。スピーカーやキャビネットで発生する音声の濁りを抑えることが可能になった。

コンフォートモデルの2シリーズ。手前が録画も可能な「H7000」で、奥が「C7000」

番組録画が可能なモデルに内蔵される2.5インチハードディスク

H7000/C7000は、コンフォートモデルとされており、先の3シリーズに比べると、機能が制限されている。H7000は、交換可能な2.5インチ300GBのハードディスクを内蔵するモデルで、C7000は録画既往を搭載しない。

なお、H7000シリーズのうち、42V型の42H7000のみ、映像エンジンが「パワー・メタブレイン」で、それ以外のモデルは「新メタブレインプロ」。上記の3シリーズと42H7000は120Hz駆動となるが、新メタブレインプロを採用するモデルは、60Hz駆動だ。また、録画機能を備える全モデルは、デジタルチューナー×2/アナログチューナー×1を搭載、録画機能を備えないC7000は、デジタルチューナー×1/アナログチューナー×1を搭載する。