ヤフーは、検索条件や結果表示を簡単にカスタマイズできる「Yahoo!検索 カスタムサーチ」の提供を開始した。検索対象ドメインや常に検索に含めるワードがあらかじめ設定された、ユーザー独自の検索窓を作ることができる機能で、検索窓の見た目だけでなく検索条件そのものをカスタマイズできることが特徴だ。
Yahoo!検索を自分用にカスタマイズできる
「Yahoo!検索 カスタムサーチ」(以下、カスタムサーチ)は、ヤフーが提供している検索APIを誰もが使える形にツール化したもので、同サービスのナビゲーションに沿って必要事項を入力・選択していくだけで、簡単に独自条件の検索窓・検索結果画面を作ることができる。作成した検索窓はHTMLコードで書き出され、ユーザーはそれを自分のブログやWebサイトに貼り付けて使用することができる。
実際に、検索窓作成の手順を追ってみる。まず、作成する検索窓の名前を設定。次に検索タイプをサイト内検索/ウェブ検索、および切り替えタイプから選択し、サイト内検索を利用する場合は対象となるドメインを指定する。検索窓のサイズやカラー、クレジットの表記もカスタマイズ可能。設置するサイトに合わせて、文字コードを変更する必要があるので要注意だ。
次に、検索設定画面で検索オプションを入力。追加クエリ・削除クエリ、検索対象とするドメイン・結果に含めないドメインの指定ができる。追加クエリに設定されたワードは、検索窓に入力されなくても常に"AND検索"で検索ワードに追加される。逆に、削除クエリに設定されたワードは常に検索結果から除外される形になる。検索対象サイトは30まで登録が可能だ。また、検索対象言語も選択できる。
これで検索窓の設定は完了。続いて、検索結果画面のカスタマイズを行なう。表示幅や帯・背景のカラー、文字色などが選択でき、独自のロゴを設定することも可能だ。検索結果画面は、ロゴや配色により通常のYahoo!検索とはかなり違ったイメージになる。最後に、生成されたHTMLソースを自分のサイトなどに貼り付ければ完成だ。
こちらはサイズをブログサイドバータイプで作成し、ブログのテンプレートにはめ込んでみたもの。
表示される検索結果はYahoo!検索のスコア順となっているようだ。この例で言うならスコア順以外の記事整列(日付降順など)や、タグ・掲載日での絞り込み機能などが欲しいところだが、サイトごとの特性に合わせたオプションまでは残念ながら設定できない。