インターネット検索が全盛期を迎えています。たいていのことはまずGoogleで検索して、それでけっこう一通りのことを理解できる、ということはよくあります。Googleの最大の特徴のひとつは、ユーザーインタフェースを、「ひとつ」に集約することにあります。Gmailはすべてのメールをただひとつ、Gmailに集約するサービスですし、Googleが提供を開始した新しいブラウザである「Chrome」は、URLの入力枠と検索の入力枠をひとつに集約し、使い勝手を高めています。
そしてもちろんサーチエンジンとしてのGoogleも、入力枠はただひとつです。「ひとつであるか、そうでないか」ということは、ユーザーの使い勝手を決定的に変える分水嶺になるだろうと考えられます。複数の入力枠があれば、ユーザーはそのあいだを遷移しなければならないし、どちらに入れたらよいのかを迷うためです。ちょうど、Macintoshのマウスが代々、1ボタンマウスであったのと同じように、Googleはものごとを「ひとつ」に集約してシンプルさを保とうとしているのです。ここにはGoogleの思想が集約されているのです。
コマンドプロンプトからGoogle検索
とはいえ、Googleで検索するためには、まずブラウザを起動して、それから検索文字を入力する、という2ステップが必要になります。これをもうちょっと簡単にできないものだろうかと考え、コマンドラインからダイレクトに検索を指定できるようにしたのが、searchGoogleです。
pathの設定
searchGoogle.exeをコマンドプロンプトで簡単に扱うには、pathの設定を行うと便利です。pathの設定を行うには、マイコンピューターを右クリックで表示されるシステムのプロパティの[詳細設定]タブ→[環境変数]のユーザー環境変数の[Path]の値にsearchGoogle.exeを設置した場所を記述しておくと、「searchGoogle」のみで検索できるよになります。たとえば、Cドライブのtestフォルダに設置した場合は、Pathの値に記述するのは「;C:\test」になります。「;」は、パスとパスの間の区切りに用います。
searchGoogleは、Windows XPのコマンドプロンプトから指定したキーワードでGoogle検索し、結果のウィンドウを表示するプログラムです。使い方は簡単で、Windows XPのコマンドプロンプトから、
searchGoogle 検索したいキーワード
と入力するだけでオーケーです。たとえば、
searchGoogle サイコガン
のようになります。つまり、コマンドプロンプトがGoogleの検索枠になるわけです。
コマンドラインからブラウザを起動し、検索結果を表示します。キーワードはスペースで区切って複数入れることができ、複数入れるとアンド検索になります。
searchGoogle コブラ サイコガン
のように記述します。