フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、同社の上級スポーティセダンである「ジェッタ(Jetta)」および「ゴルフ ヴァリアント(Golf Variant)」の各「TSI コンフォートライン (TSI Comfortline)」に、7速DSGを搭載するなど一部変更を施した。ジェッタの発売日は9月25日、価格は300万円。ゴルフ ヴァリアントの発売日は9月18日、価格は302万円。
「DSG (Direct-Shift Gearbox)」はフォルクスワーゲンの高効率なデュアルクラッチシステム。「7速DSG」は小さなトルク容量のエンジン向けに開発されたもので、1速ギアをローギヤード化することで発進時の変速ショックを減少。高速域ではハイギヤードな7速ギアにより低燃費・静粛性の向上に寄与する。
7速DSGは、すでに「ゴルフ TSI トレンドラインや「ゴルフ ヴァリアント TSI トレンドライン」に搭載されているが、これらはいずれもターボチャージドエンジン(122ps)との組み合わせだった。今回の「ジェッタ」「ゴルフ ヴァリアント」のTSIエンジンは、ターボ+スーパーチャージャーのツインチャージャー(160ps)であり、これと7速DSGの組み合わせは初めてとなる。
これらにより新しい「ジェッタ TSI コンフォートライン」「ゴルフ ヴァリアント TSI コンフォートライン」の燃費は15.0km/Lを達成。「ゴルフ ヴァリアント TSI トレンドライン」の15.2km/Lには届かないが、最高出力は大幅に上まわっている。また、両モデルともAM/FM CDプレ-ヤーのデザインを一新し、オーディオ外部入力端子を追加するなど、機能強化を図った。