全国の土産店の組織であるJTB旅行スタンプ加盟店連盟はこのほど、「第5回日本おみやげアカデミー賞」の受賞商品を決定した。同賞は1999年、付加価値の高い土産品を日本各地で開発することが業界の活性化に繋がるという認識から創設されたもので、2000年の第1回より隔年で実施されている。
今回、食品・非食品部門合計384点の新商品、および地域で開発された既存商品エントリーの中からグランプリに選ばれたのは、山口県・観光会館安富屋の「萩化粧鉢『心あわせ』萩焼きのサラダボール」(1万500円)。日本三大陶器の一つといわれる萩焼の食器で、ほのぼのとしたハートの形状が、使う人の心を優しく包み込んでくれる印象だと評された。
「第5回日本おみやげアカデミー賞」の第一次審査は、2008年6月に開催された「2008年旅フェア」来場者によるアンケート投票と、立教大学名誉教授・前田勇氏をはじめとする各業界有識者からなる審査選考委員会で行われ、204品目が選出された。第二次審査ではさらに、審査選考委員会による試食などが行われ、グランプリのほか、アイデア賞、デザイン賞、ネーミング賞、地域文化賞などの各賞が決定した。
また、「旅先でおみやげとして買ってみたい賞」の1位から3位には、「2008年旅フェア」のアンケートで上位得票商品を選定。食品部門第1位は、北海道・網走海鮮市場「生タラバガニ足カット(ブランチング)」(6,800円)。非食品部門第1位は沖縄県・森のガラス館「夢グラスシリーズ」(1,890円)となっている。各受賞商品は、同連盟による専用Webサイトにて公表されている。