ローランドは電子オルガン「ミュージック・アトリエ」シリーズの新モデルとして「AT-500」と「AT-75」を発売する。AT-500は標準価格88万2,000円で9月末発売予定、AT-75は標準価格18万9,000円で9月19日発売。

同シリーズはオルガン・サウンドを忠実に再現しながらも、デジタルならではの新しい機能を備え進化してきた電子オルガンシリーズ。2台の新製品はパイプ・オルガン、シアター・オルガン、ジャズ・オルガンなど世界のオルガン銘機のサウンドを豊富に収録。ハーモニック・バーを搭載しており、高さの異なる音を組み合わせたり、音量を調整するといったオルガン本来の音作りをリアルタイムで、かつ直感的に行える。またオルガン音色以外にもストリングスやブラス、ギターといった楽器音を豊富に揃えている。下鍵盤はウォーターフォール鍵盤を採用。スイングやカントリー、ボサノヴァなど世界中のリズムが収録され、下鍵盤で簡単なコードを弾くことによってリズムに合わせた伴奏が自動的に演奏されるアレンジャー(自動伴奏)機能も搭載される。またUSBメモリに対応し、演奏用の音色設定や演奏曲データを記録することが可能。

上位モデル譲りの機能を搭載、上級者の演奏技術にも応える本格モデル「AT-500」

シリーズ一番のお手頃価格で基本機能を網羅したエントリーモデル「AT-75」

AT-500は高いオルガン・クオリティと優れた操作感により、上級者の演奏技術にも応えるひとクラス上の演奏表現を実現した本格モデル。フルレンジ+ツィーター構成のスピーカーシステムを採用し、臨場感あふれるサウンドを実現。ハーモニック・バーは上位モデルと同様、オルガン・サウンドにオーケストラ音色を重ねられるソロ・ハーモニック・バーを採用する。64鍵の下鍵盤はグリッサンドなどオルガン特有の奏法にも適したウォーターフォール鍵盤を採用、また本格的なピアノ演奏も可能なダンパー・ペダルも搭載。手のひらをかざして演奏を効果的に演出できるDビームも搭載している。本体サイズおよび質量は1,242(W)mm×653(D)mm×1,264(H)mm、108kg(専用椅子は含まず)。

AT-75は上鍵盤、下鍵盤、ペダル鍵盤、そして操作や演奏をスムーズに行える液晶ディスプレイなど基本性能を備えながらも同シリーズとしては初の10万円台を実現した製品。エントリーモデルながらもハーモニック・バーやアレンジャー機能、ウォーターフォール鍵盤を採用した49鍵の下鍵盤など、同シリーズの基本機能を網羅している。本体サイズおよび質量は1,229(W)mm×542(D)mm×1,096(H)mm、54kg(専用椅子は含まず)。