松下電器産業は16日、ななめドラム洗濯乾燥機「NA-VR5500」「NA-VR3500」「NA-V1500」を発表した。発売はNA-VR5500/3500が10月1日、NA-V1500が11月1日。価格はオープンで、推定小売価格は、NA-VR5500が29万円前後、NA-VR3500が25万円前後、NA-V1500が19万円前後。

洗浄力をアップし省エネ性能も向上した「NA-VR5500」

NA-VR5500/3500は、ヒートポンプで乾燥を行うモデルで、NA-V1500はヒーターによる乾燥を行うモデル。洗濯容量は9.0kgで乾燥容量は6.0kg。いずれも、左開き/右開きドアのモデルがラインナップされる。

新モデルの特徴となるのが、洗浄力のアップ。従来のモデルでは、水がドラムの上部から注がれていたが、新モデルではドラムの前方の下側から、インバーター制御された循環ポンプにより注がれる。これにより、水圧は今までの約6倍となり、洗剤液を洗濯物に素早く浸透させることが可能となった。

また、新たに洗濯物の状態を三次元で検知して、洗濯物が適切に持ち上げられ落下するように、ドラムの回転速度をリアルタイムにコントロールする「3D見張りセンサー」を搭載した。

NA-VR550/3500は、洗濯物の乾燥に熱効率のよいヒートポンプにすることで、消費電力の削減、そして、除湿に水を使わないことで節水が可能となった。ヒートポンプユニットの冷却側と過熱側の熱交換器を一体化し、配置を見直すことで、風量を1.5倍にアップ。さらに熱交換器の表面積も約1.2倍に増やされている。これにより、洗濯から乾燥までのコースでの消費電力量960Wh、定格使用水量約58Lを実現した。

また、新たに「スピーディ」乾燥モードを装備。同モードを選択すると、消費電力量は1,140Whと若干増加するが、洗濯から乾燥までにかかる時間は、118分と、標準コースの158分に比べて約25%短縮される。

なお、NA-VR5500とNA-VR3500との違いは、NA-VR5500にのみ音声ガイドと大型ホワイト液晶パネルが採用されている点と、直接洗濯物に触れる部分にAg+成分が配合されている点。