Booksベストセラー週間総合ランキング9月5日~9月11日では、『嵐写真集 ARASHI IS ALIVE!』、『偽物語(上)』(西尾維新)の2タイトルが新たにトップテン入りした。
9月5日~9月11日のBooksベストセラー週間総合ランキング(日販調べ)
順位 | 書籍名(出版社) | 著者 |
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1位 | 嵐写真集 ARASHI IS ALIVE!(集英社) | - |
2位 | O型自分の説明書(文芸社) | Jamais Jamais |
3位 | 徳間アニメ絵本 崖の上のポニョ(徳間書店) | 宮崎駿 |
4位 | A型 自分の説明書(文芸社) | Jamais Jamais |
5位 | B型 自分の説明書(文芸社) | Jamais Jamais |
6位 | 偽物語(上)(講談社) | 西尾維新 |
7位 | 悩む力(集英社) | 姜 尚中 |
8位 | AB型 自分の説明書(文芸社) | Jamais Jamais |
9位 | おつまみ横丁(池田書店) | 瀬尾幸子/編集工房桃庵 |
10位 | 夢をかなえるゾウ(飛鳥新社) | 水野敬也 |
Booksベストセラー週間総合ランキング9月5日~9月11日では、『嵐写真集 ARASHI IS ALIVE!』、『偽物語(上)』(西尾維新)の2タイトルが新たにトップテン入りした。
新登場1位の『嵐写真集 ARASHI IS ALIVE!』は、 嵐初の5大ドームツアーの模様を収めた写真集。メンバーの誕生日での表情など普段は見られない場面が収められている。コンサートの臨場感が伝わってくるとの評価がある一方で、「カメラマンがライブ撮影に慣れていないのでは」「芸術性に走りすぎている」との声もファンから聞かれる。
6位にランク入りした『偽物語(上)』(西尾維新)は、『化物語』『傷物語』に次ぐ著者の伝奇小説シリーズの最新刊。秘密を抱えた高校生の主人公と謎めいたクラスメイトとを軸に、この世に存在する「怪異」との関わり合いを描く『化物語』の後日譚という位置付け。本作では主人公の妹がクローズアップされる。
単行本ビジネス書部門に目を移すと、『恐慌前夜』(副島隆彦)が新登場で6位に入っている。経済評論家である著者は本著で「米国恐慌、米ドル暴落」のショッキングな予言を展開し、その時日本はどうなるのかを大胆に予測する。
今週の注目
ストレスを右から左へ受け流す方法(大和書房/鴨下一郎/税別1,300円)
普通多くの人にとって、「ストレス」とは溜まるものであり、溜まったストレスは何らかの方法で解消するものである。このため、世の中では「ストレス解消法」とか「~でストレス発散!」といったフレーズがよく聞かれる。そうしたサイクルが当たり前になっている現代人にとって、「ストレスを右から左へ受け流す」という本書のタイトルはふざけていると思われるかもしれない。だが、「そもそもストレスを溜めなければ良いのでは」という発想はある意味予防医学的で理にかなっていると言えそうだ。
世の中には、プライドが高く嫉妬心が強すぎて勝手に他人と自分を比較し、周囲のすべての人にあらゆる面で勝とうとする人もいれば、すべてにおいて自分はダメだと低い自己評価をする人もいる。心療内科医である著者は、そのどちらもストレスを抱えることになると指摘。ストレスを最小限に抑えるための周囲の人々との接し方や話し方などにおけるふさわしい態度や心構えを分かりやすく指南している。
ストレスを小さくするもしくは軽くするという言葉のイメージからは、どうしても自分中心に物事を考えてしまいがちだが、著者は「他の人の長所や行動をほめること」や「他の人に必要とされる行動を取ること」がストレスを小さくする良い方法だと説く。自分のことだけで頭が一杯になりそうな時に読み返すと、心に余裕が生まれてきそうな一冊だ。