iPhone Dev Teamが15日、iPhone / iPod touch用カスタマイズツールの最新版「PwnageTool 2.1」を公開した。動作環境はMac OS X 10.4以降、ダウンロードは無料。このツールを利用することにより、iPhone / iPod touchへ任意のアプリケーションをインストールする「JailBreak」が可能になる。
今回のリリースでは、9月第2週にAppleがリリースした最新ファームウェア (v2.1 / 5F136) に対応。新しいiTunes 8には、変更が加えられたファームウェアを検出し、発見した場合には同期を受け付けない機能が装備されているが、PwnageTool 2.1ではその問題を回避することに成功した。
動作はiPhoneとiPhone 3G、iPod touch (第1世代) で確認されているが、9日に発売された第2世代iPod touchは対象外。その理由としては、開発メンバーの誰もが第2世代iPod touchを入手していないことが挙げられている。
PwnageToolのカスタムファームウェアを作成する方法ではなく、iPhone / iPod touch本体にインストールされたシステムを改変してJailBreakを実現する「QuickPwn 1.1」もリリースされた。PwnageTool同様、改変後にiTunes 8を利用した同期が可能とのこと。