世界有数のコレクションを有するルーヴル美術館が2009年春に2つの「ルーヴル美術館展」となって東京にやってくる。開催されるのは国立西洋美術館での「ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」と国立新美術館での「ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち」の2つの企画展。芸術の殿堂が誇る美の世界を日本初公開の展示物も含めた圧倒的な規模で届けるとしている。

「17世紀ヨーロッパ絵画」は、古典的な世界と市民による新たな文化が混ざり合った時代の作品を集めた企画展。レンブラント、ベラスケス、フェルメールなど17世紀ヨーロッパ絵画の王道とも言える作品が一挙に展示される。出品作品71点のうち60点あまりは日本初公開になるという。

「美の宮殿の子どもたち」は、古代エジプトやギリシャ・ローマ、オリエント、絵画・彫刻など7つの部門から地域や時代を超えた名品約200点を紹介する総合展。ティツィアーノやシャルダンの絵画をはじめ、レンブラントやルーベンスの素描、中世の聖母子像など様々な時代の子供たちの姿を通して美術館の奥深さに迫る。ルーヴルが所蔵する唯一の子どものミイラも日本初公開されるとのこと。

開催期間は国立西洋美術館「ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」が2009年2月28日から6月14日、国立新美術館「ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち」が同3月25日から6月1日。詳細については今後WEBサイトにて順次公開される。