パイオニアは11日、5.1chサラウンドシステム「HTZ-LX61DV」「HTP-LX51」とオプション・スピーカースタンド「CP-ST100」を発表した。発売はHTZ-LX61DV、CP-ST100が10月中旬、HTP-LX51が10月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は、HTZ-LX61DVが12万円前後、HTP-LX51が11万円前後、CP-ST100(2台1組)が4万円前後。

3次元音場スピーカーを採用した5.1chサラウンドディスシステム「HTZ-LX61DV」

HTZ-LX61DVはDVDプレーヤー内蔵モデルで、HTP-LX51はDVDレスモデル。HTZ-LX61 DVのDVD部分はSACDやDVDオーディオの再生にも対応する。両製品の最大の特徴は、フロントとサラウンドchに採用される3次元音場スピーカー。これは、スピーカーキャビネットの前面だけでなく、天面にもユニットを搭載したもの。残響音などが上方向からも聞こえることで、従来のサラウンドの平面的な拡がりに比べて、より立体的な音場感が実現できるとのことだ。搭載しているアンプはデジタル方式で、それぞれフロントが100W×2、センターが100W、サラウンドが50W×2、サブウーファーが100Wの実用最大出力を持つ。HDMI端子は、2入力/1出力を装備。もちろんKURO LINKにも対応する。iPodの接続に対応したUSBポートも装備。圧縮音楽の高域/低域の補完を行う「アドバンスド・サウンドレトリバー」も搭載される。

「CP-ST100」

また、「フロントサラウンド・アドバンス」機能も搭載。5.1ch分のスピーカーを、すべて前方に配置した状態でも、リアにスピーカーがあるのと同じような再生効果を得ることができる。また、音場補正システムは「Advanced MCACC」を搭載。

フロントサラウンド・アドバンスを、より効果的に使うためのスピーカースタンド「CP-ST100」も同時発表。同製品は、フロントスピーカー、センタースピーカー、サラウンドスピーカーを1本のポールにマウントして設置するというもので、テレビ周りをすっきりまとめることが可能だ。付属のマイクによる測定で、各chのスピーカーの音量や音質などを自動的にセッティング可能だ。