BMW(ドイツ)は、2008年10月2日から開催されるパリモーターショーに、「ミニ(MINI)」のコンセプトモデルとして、「ミニ クロスオーバー コンセプト(MINI Crossover Concept)」を出品すると発表した。将来的には量産される予定。

ミニ クロスオーバー コンセプト

同車は、「4×4×4×4 MINI」ともタイトルが付けられている。これは、ミニ、ミニ・コンバーチブル、ミニ・クラブマンに続く「4つめのバリエーション」であると同時に、「4個のドア」、「4個のホイール」、「4個のシングルシート」、「全長4m」を意味している。

全長4m、全高1.6mはクラブマンよりも大きく、高い実用性とフレキシビリティを備えているという。運転席ドア、および助手席側の前後ドアは通常タイプだが、運転席後部はスライドドアで、後方にスライドして開く。リヤゲートは片側ヒンジで横に開くタイプで、ウィンドウはサッシュレス。ほぼ全長にわたって開けられる折り畳み式ルーフが搭載されている。

シートは4席が独立したシングルシートであり、前後に調整できる。ダッシュボードからセンタートンネル上、後部へと連続するアルミ製レールが置かれ、これにテーブルやエンターテインメントコンソールが装備できる。ダッシュボードには地球を模した「MINI Centre Globe」が置かれる。これはエンターテイメント、テレコミュニケーション、ナビゲーションなどを行なうもので、インターネットも利用できる。

ミニ クロスオーバー コンセプト