体験型ギフトを展開するGIFCOMはこのほど、「祖父への贈り物に関する意識調査」を行い、その結果を発表した。調査は今年の5月末にインターネットによって行われ、祖父のいる18歳から59歳の男女249名が回答した。
まず最近1年間に祖父に何かプレゼントをしたかと尋ねたところ、「した」と答えたのはわずか24.5%と4人に1人に留まった。だが、祖父の年齢が70歳以上の人に限るとその割合は43.0%にまで上昇。祖父の年齢と自分の年齢が高まるにつれて「おじいちゃん孝行」に目覚める人が多いことがわかった。
また、今後1年間のプレゼント予定の有無については「したい」との回答は全体では3割弱に留まったが、70歳以上の祖父を持つ人では5割に達した。
過去1年間と今後1年間の祖父へのプレゼント動向を男女別に見ると、女性は「した」と「したい」との答えがいずれも3割を越しているのに対し、男性はどちらもその半分以下の割合に留まり、男性よりも女性のほうが気配り上手なことが裏付けられた。
さらに過去1年間にプレゼントを贈った日と今後1年間に贈る予定の日を尋ねたところ、いずれも「敬老の日」が44%でトップ。2位の「誕生日」や3位の「父の日」を大きく引き離し、敬老の日が祖父をいたわる日として定着していることをうかがわせた。
また、祖父が70歳や80歳など節目の年齢を迎えた時に何かプレゼントを贈りたいと思うかを聞いたところ、80.7%の人が「贈りたい」と回答。具体的に贈りたいものとしては「旅行・温泉」が58.2%でダントツの1位。以下、「レストランでの食事」(28.9%)、「お酒」(26.9%)、「衣服・靴・バッグ・財布」(25.9%)と続いた。5位には「健康器具」(20.4%)が入り、祖父の健康をいたわりたいとの孫としての思いもうかがえる結果に。
なお、同社が今年6月に発表した「父親への贈り物に関する意識調査」においても父親の年齢が70歳を過ぎると「敬老の日」に贈り物をする率が高くなることが判明しており、今回の結果でも多くの人にとって「70歳」が長寿を祝うひとつの節目になっていることがわかった。
同社では「20年後には70歳以上人口が現在の約1.5倍になると予測されており、今後、『敬老の日』のギフト市場はさらに活発化していくのではないか」と見ている。