JR北海道はこのほど、同社初のICカード乗車券「Kitaca」のサービスを10月25日より開始すると発表した。使用できるエリアは札幌を中心とした通勤圏内。サービス開始日の各駅営業時刻から発売を開始する。
「Kitaca」の名称は「JR北(キタ)海道のICカード」に由来。キャラクターには「空を舞う姿が改札を通過するカードを連想させる」として「エゾモモンガ」が選ばれた。
定期券・記名・無記名の3種類が用意されており、記名もしくは無記名のカードの発売額は1枚2,000円。定期券の発売額は定期代金にデポジット500円を加えた額となる。他のICカード乗車券と同様にチャージ(入金)することで繰り返し乗車券として使うことができるほか、カード対応の券売機での切符の購入も可能。
同社では来年春には電子マネー機能も付加するとしており、それと同時にJR東日本のSuica加盟店での利用が可能になる予定。Kitaca加盟店でのSuica利用もできるようになるとのこと。サービス提供エリアの拡大については未定だが、「一人でもたくさんのお客様に切符を買わなくて済む便利さを体験していただきたい」(同社広報)としている。
なおサービス開始当日の午前7時からは、エリア内の主要9駅において記念カードが発売される。限定1万枚、1枚2,000円。