シマンテックコーポレーションは、ノートン・インターネットセキュリティ2009とノートン・アンチウイルス2009の販売を開始した。10日からシマンテックストアでダウンロード版を先行発売。パッケージ版は13日からの販売となる。対応OSは、Windows Vistaの各エディション、Windows XP SP2に対応する。

図1 ノートン・インターネットセキュリティ2009

図2 ノートン・アンチウイルス2009

パッケージ版の価格はすべてオープンプライスとなり、ダウンロード版の価格は表1、2のとおりとなる。

表1 ノートン・インターネットセキュリティ2009のダウンロード版の製品と価格(税込)

製品名 価格
標準(3PC) 6,825円
更新サービス2年付き 12,390円
スモールオフィス(5ユーザー) 12,915円
スモールオフィス(10ユーザー) 24,675円
アップグレード標準(3PC) 5,985円
アップグレード2年付き 11,340円
アップグレードスモールオフィス(5ユーザー) 11,550円
アップグレードスモールオフィス(10ユーザー) 22,050円

表2 ノートン・アンチウイルス2009のダウンロード版の製品と価格(税込)

製品 価格
標準(3PC) 5,460円
更新サービス2年付き 9,975円
スモールオフィス(5ユーザー) 9,975円
スモールオフィス(10ユーザー) 19,425円
アップグレード標準(3PC) 4,725円
アップグレード2年付き 9,240円
アップグレードスモールオフィス(5ユーザー) 9,135円
アップグレードスモールオフィス(10ユーザー) 17,325円

ノートン2009の新機能のなかでも注目されるのがパフォーマンスの大幅な改善を実現する「ゼロインパクト」。性能にまったく影響を与えることなくPCの動作を制限しないことを目指し、スキャニングエンジンからユーザーインタフェースまで高速な動作のために300以上の強化がなされている。セキュリティ対策ソフトは、動作の遅さや日常業務に対し、不便を強いることがネックとなっていた。この点が大きく改善されたことは大きな進化となる。

定期的なスキャンの対象とファイル数を大幅に下げる新機能「ノートンインサイト」や5~15分ごとに、最速のスピードで保護機能を最新状態に更新する「パルスアップデート」などを用いることによってパフォーマンスの大幅改善を達成した。また、ユーザーインタフェースも大きく変更され、ワンクリックで重要なセキュリティ設定が可能になった。

図3 ノートン2009の新インタフェース

これらの新機能以外にも、ユーザーがゲームや動画鑑賞をフルスクリーンで行う際に、最低限の通知しか行わない「サイレントモード」、システムが待機中にスケジュールを実行する「スマートスケジューラ」などが新機能として搭載された。

また、本来のセキュリティ対策における新機能や強化された機能としては、ボットネット検出機能、ディープクリーニング機能、保護者機能で作成した個人ユーザーのプロファイルの作成、ノートンIDセーフ、スパム対策機能の統合、ウイルスに感染し起動不能な状態からのリカバリ機能などがあげられる。