リードテック ジャパンは、東芝が開発した高性能画像処理チップ「SpursEngine」を搭載した画像処理カード「WinFast PxVC1100」を、9月30日から幕張メッセで行われるCEATEC JAPAN 2008の東芝ブースにて出展すると発表した。
SpursEngineとは、東芝、IBM、ソニーが共同で開発した次世代プロセッサ「Cell Broadband Engine」の技術を元に、東芝が画像処理のために特化させたチップ。4基のRISC型プロセッサコア「SPE(Synergistic Processor Element)」と、MPEG-2とMPEG-4 AVC/H.264のハードウエアエンコーダ/デコーダ回路、そしてそれらをコントロールする回路をワンチップに収めたもの。東芝のノートPC、QosmioG50、F50などに搭載されており、それらの機種ではSD画質動画をHD画質にアップコンバートしたり、地デジ番組のMPEG-4 AVC/H.264のリアルタイム録画をしたりといったことが高速で行えるようになっている。
リテール販売は10月末頃からの予定。バンドルソフトはCorel社の「DVD MovieWriter」と「WinDVD」となっている。
WinFast PxVC1100は、このSpursEngineを搭載したPCI Express x1対応の高速画像処理カードだ。CEATEC JAPAN 2008で展示されるので、その高速な処理を直接体感しに行こう。