米Intelは8日(現地時間)、サーバー・ワークステーション向けとなるXeonプロセッサの新製品4モデルを発表した。これらの新製品は、Xeonとしては初めて、ハロゲンフリーで製造されるプロセッサとなる。
新製品は、クワッドコアXeonの「X5492」(3.40GHz)、「X5470」(3.33GHz)、「L5430」(2.66GHz)の3モデルと、デュアルコアXeonの「X5270」(3.50GHz)の計4モデル。全て45nmプロセスにより製造される製品で、X5492は45nmプロセスのXeon 5400番台では、従来のX5482(3.20GHz)に代わる最上位モデルとなる。
モデル名 | 動作クロック | FSB | TDP | 価格(1,000個ロット時の単価) |
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X5492 | 3.40GHz | 1600MHz | 150W | 1493ドル(165,000円) |
X5470 | 3.33GHz | 1333MHz | 120W | 1386ドル(153,170円) |
L5430 | 2.66GHz | 1333MHz | 50W | 562ドル(62,110円) |
X5270 | 3.50GHz | 1333MHz | 80W | 1172ドル(129,520円) |
半導体業界では、環境への取り組みとして、鉛フリー化とハロゲンフリー化を進めているところ。鉛フリーについては、Intelは45nmプロセスですでに実現しており、半導体パッケージのハロゲンフリーについても2008年から導入するとしていた。Xeonとしては初のハロゲンフリー製品となるが、Atomプロセッサは当初からハロゲンフリーとなっている。
X5492/X5470/L5430の出荷はすでに開始されており、X5270については今秋の開始予定。また同社は今後、既存のXeon 5400番台、5200番台の製品についても、ハロゲンフリーに移行するとしている。