マイクロソフトは、9月5日に2008年9月におけるセキュリティ情報の事前通知を発表した。事前通知とは、9月10日に正式に発表されるセキュリティ情報をあらかじめ通知するものであり、現時点では、セキュリティ情報の識別名としてソフトウェア名を使用している(正式な公開時には、セキュリティ情報ID番号が付与される)。
緊急なセキュリティ情報
今回、発表された「緊急」に該当するセキュリティ事前通知は4件で、以下の通りである。
- Windows Media Playerのセキュリティ情報
影響を受けるソフトウェアは、Windows Media Player 11である(Windows 2008 Server 2008 Server Coreは、この脆弱性の影響は受けない)。リモートでコードが実行される。
- Windowsのセキュリティ情報
影響を受けるソフトウェアは、Windows 2000 SP4のIE6、Windows XP SP2およびSP3(x64含む)、Windows Server 2003 SP1およびSP2(x64、Itanium-based Systems含む)、Windows VistaおよびSP1(x64含む)、Windows Server 2008(x64、Itanium-based Systems含む)、SQL 2000 Reporting Services SP2、SQL Server 2005 SP2(x64、Itanium-based Systemsを含む)、Microsoft Report Viewer 2005 SP1再頒布可能パッケージ、Microsoft Report Viewer 2008再頒布可能パッケージ、Microsoft Digital Image Suite 2006、Microsoft Forefront Client Security 1.0である。いずれも、リモートでコードが実行される。
- Windows Mediaエンコーダーのセキュリティ情報
影響を受けるソフトウェアは、Windows Mediaエンコーダー9、Windows Mediaエンコーダー9シリーズ x64 Editionシリーズである。いずれも、リモートでコードが実行される。
- Officeのセキュリティ情報
影響を受けるソフトウェアは、Microsoft Office OneNote 2007およびSP1である。いずれも、リモートでコードが実行される。
重要なセキュリティ情報
Microsoft Office XP SP3、Microsoft Office 2003 SP2およびSP3、2007 Microsoft Office SystemおよびSP1、Microsoft Visio 2002 SP2、Microsoft Worksに「重要」に該当するセキュリティ情報も報告されている。詳細については、9月10日に発表される正式なセキュリティ情報で報告する。