ブラザー販売は4日、新製品をはじめとしたブラザー製品を紹介するイベント「Brother World JAPAN 2008」を東京国際フォーラムで開催した。

展示スペースでは、2日に発表したばかりのホーム向け新型複合機「マイミーオ」、ビジネス向け「ジャスティオ」を中心に紹介。リビングや事務所に複合機を設置した状況がイメージしやすいように、専用の展示スペースを用意していた。たとえば、不動産会社をイメージした展示エリアでは、スモールオフィス向け複合機ジャスティオ「MFC-6490CN」を設置。狭い設置スペースしかない場所でもFAX、A3プリント、A3スキャンが可能になることを見せていた。参考出展として、ブラザーが開発中の電子ペーパーなども展示した。

ブラザーの新製品やソリューションを展示スペースで紹介

不動産会社の事務所をイメージした展示エリア。「ジャスティオ」により少ないスペースを有効活用している

このほか、ブラザーのプリンターなどを軸としたソリューションをパートナー企業が展示していた。大日本印刷はシールタイプのICタグラベルが発行できるシステムを紹介。会社などで導入して備品に貼り付ければ備品の在庫データ管理に、店舗などでは会員証の管理に利用できる。また、カラオケ「JOYSOUND」を展開するエクシングは、カラオケボックスでの曲選択などに使用する情報端末を展示。この端末は、ブラウザー製の端末を採用している。低価格に抑えるだけでなく、料理の注文も可能となった。

大日本印刷のコーナー。ブラザーのラベル印刷機を使って、ICタグのラベル印刷をデモ

エクシングのコーナーに展示していた情報端末。カラオケボックス「JOYSOUND」で使用される

ブラザー販売 代表取締役社長 片山俊介氏の講演には落語家の林家久蔵氏が登場。「マイミーオ」「ジャスティオ」の使いやすさを紹介

セミナーホールでは、ブラザー販売 代表取締役社長 片山俊介氏の講演「ブラザーのプリンティング事業と新製品戦略」をはじめとした、基調講演、協賛セミナーなどを実施した。片山俊介氏講演では、創業100年を迎えたブラザーの事業展開と、「マイミーオ」「ジャスティオ」の新製品を紹介。「ビジネス」と「ホーム」の2大カテゴリーで順調に売り上げ実績が伸びていること、インクジェット複合機によりさらに攻勢をかけることを説明した。後半では、落語家の林家久蔵が登場。「マイミーオ」「ジャスティオ」について、簡単でキレイに印刷できることを、落語のネタを交えながら、分かりやすく説明。さらに、「マイミーオ」「ジャスティオ」のイメージキャラクターである小林麻央が登場し、新CMについての裏話を披露。実際に小林麻央自身が撮影して「マイミーオ」で出力した写真を紹介。新機種の使いやすさを見せていた。