電気通信事業者協会(TCA)は7日、8月の携帯電話・PHS契約数を発表した。iPhone 3G発売後1カ月が過ぎ、ソフトバンクモバイルの純増数は前月を下回ったものの、それでも他社を2倍近く引き離して純増数1位を獲得した。auは前月よりも純増数を伸ばしたものの、3カ月連続で4位だった。

ソフトバンクの純増数1位は16カ月連続で勢いは衰えておらず、16万3,300増となった。発売後は品薄が続いたiPhoneも、すでに同社のオンラインショップでも購入できるため、初期の熱気は落ち着いて一段落ついたといえそうだ。

純増数第2位はNTTドコモで、前月比でわずかに純増数を減らしたものの84,400増を獲得した。第3位はイー・モバイルで、純増数は84,300増でわずかにドコモに及ばなかった。auは54,900増だった。

携帯電話全体の累計では38万7,000契約増の1億442万6,900契約だった。なお、ドコモの2in1契約は68,200増で累計37万2,100契約、ソフトバンクのダブルナンバーは1,200増で累計2,500契約となった。

グループ 純増数 累計
NTTドコモ 84,400 53,807,200
KDDI(au) 54,900 30,376,900
ソフトバンクモバイル 163,300 19,490,400
イー・モバイル 84,300 752,400
携帯電話総計 387,000 104,426,900

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービス(イー・モバイル除く)についての純増(減)が以下の通り含まれる。

グループ 純増数のうち
プリペイド契約 通信モジュール
NTTドコモ -200 9,600
KDDI(au) -6,800 10,400
ソフトバンクモバイル 16,800 0
イー・モバイル 900 -

PHSでは、ウィルコムが17,400契約減となり、PHS全体では459万9,400契約だった。

グループ 純増数 累計
ウィルコム -17,400 4,599,400
PHS総計 -17,400 4,599,400