日本電気は、個人向けPCの秋冬モデルとして、全7タイプ22モデルを発表。プレス向け公開を行った。ラインナップは、液晶一体型PC「VALUSTAR N」、プレミアムノートPC「LaVie C」、水冷システム搭載一体型PC「VALUSTAR W」、モバイルノート「LaVie J」、マイクロタワーPC「VALUSTAR M」、セパレートタイプPC「VALUSTAR L」、Luiのサーバー機能に対応した「VALUSTAR R Luiモデル」の7タイプ。
「VALUSTAR N」
商品コンセプトの「A4ノートPCを超える省スペース性と、デスクトップPCの使いやすさの提供」を継承しながら、デザインを一新。ボディカラーはファインブラックとピュアホワイトの2色を用意し、液晶サイズは19型ワイド(従来モデルは17型)と16型ワイド(従来モデルは15.4型)の2モデルとなっている。
19型ワイドは、地上デジタルチューナー付きの最上位モデル「VN770/RG6B」(ファインブラック)、「VN770/RG6W」(ピュアホワイト)で、店頭想定価格23万円前後および17日発売予定。チューナーなしのモデル「VN750/RG6B」(ファインブラック)、「VN750/RG6W」(ピュアホワイト)はともに11日発売予定、店頭想定価格19万5,000円前後だ。
「VALUSTAR N」の最上位モデル「VN770」。左がファインブラック、右がピュアホワイト。液晶下にスピーカーを装備 |
「VALUSTAR N」シリーズは、このように立てて設置できるため狭い場所にも置ける |
全モデルでCore 2 Duo E7200(2.53GHz)、2GBメモリ(VN770は1GB×2、VN750は2GB×1)、NVIDIA GeForce 9300、スロットインDVDスーパーマルチドライブを搭載。HDDはVN770/RGが約500GB内蔵、VN750/RGは約320GBを搭載している。VN770/RGは録画した番組の簡易編集を行える「SmartVision」をプリインストール。新たにデジタル放送にも対応している。
最大傾斜時で465×251×359mm(最小傾斜時で465×195×374mm)。左側面にはトリプルメモリスロット、IEEE1394コネクタ、マイク端子、ヘッドホン/オーディオ出力端子、USBコネクタ(パワーオフUSB充電機能付き)がある。右側面にはDVD/CDドライブ、ワイヤレスLANスイッチ、明るさ調整つまみ/画面消灯ボタン、USBコネクタ、背面はUSBコネクタ×4、LANコネクタ、DCコネクタ(VN770はB-CASカードスロットと地上デジタル/地上アナログアンテナ端子)を備える。
16型ワイドは、TVチューナー付き「VN570/RG6B」(ファインブラック)、「VN570/RG6W」(ピュアホワイト)が、11日発売予定で店頭総低価格23万円前後。スタンダードモデル「VN500/RG6B」(ファインブラック)と「VN500/RG6W」(ピュアホワイト)が、ともに4日に発売予定。店頭想定価格19万5000円前後となっている。
CPUとしては、AMD Athlon X2 QL-60(1.90GHz)を搭載。液晶上部にガジェットポケットを装備。キーボードを収納できる。このモデルは約4.1kgと軽量なうえ、上部に取っ手がが付いているため手軽に移動可能。背面にはVESA規格の背面スタンドが着脱でき、さらなる省スペース化が可能となっている。
「LaVie C」
LaVie Cでは、Blu-ray Discドライブ搭載の「LC950/RG」、DVDスーパーマルチドライブ搭載の「LV900/RG」をラインアップ。それぞれ店頭想定価格は25万円前後、19万5,000円前後で、ともに4日発売予定だ。
新デザインを採用するとともに、液晶を16型に拡大(従来は15.4型)。縦横比が16:9になったことで、ハイビジョンの映像コンテンツも見やすくなった。あわせて、画質を向上させる「彩りプラス」機能を新採用。赤や緑をよりあざやかに表示するうえ、黒と白のコントラストもアップ。スーパーシャインビューEX2液晶との組み合わせで、より深みのある映像表現を実現している。
サウンドにもこだわり、迫力ある低音が再生できるバスレフ構造のスピーカーを内蔵。高低音補正、ステレオイメージ補正、ダイナミックレンジ補正を備え、より自然で明瞭な音声や音楽が楽しめる「MaxxAudio」機能を持つ。また、HDMI端子を持つためPC内に保存している画像や映像を大画面テレビに映し出せる。有効画素数198万画素のWebカメラを液晶上部に内蔵しているため、テレビ電話のほか顔認証を使ったWindowsへのログインが可能だ。
「VALUSTAR W」
VALUSTAR Wは、22型ワイド液晶とBlu-rayドライブ搭載「VW790/RG」、22型ワイド液晶搭載「VW770/RG」、19型ワイド液晶搭載「VW500/RG」をラインアップ。VW770/RGとVW500/RGの光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブとなっている。
店頭想定価格は、VW790/RGが30万円前後、VW770/RGが26万5,000円前後、VW500/RGが24万円前後で、ともに4日発売予定。
全モデルとも地上/BS/110度CSデジタル放送に対応するTVチューナーを2基搭載し、2番組同時録画が可能。「ダビング10」にも対応し、VW790/RGではBlu-rayディスクへのコピーやムーブができる。また、CPUやHDDの冷却に静音水冷システムを採用。AVコンテンツを静かな環境で楽しめる。
「LaVie J」
Windows Vista Home Premiumを搭載したスクラッチリペア塗装の「LJ750/RH」とスタンダードタイプの「LJ700/RG6B」「LJ700/RG6W」に加え、Windows Vista Businessを搭載した「LJ730/RL」をラインアップ。
店頭想定価格は、LJ750/RHが27万円前後、LJ700/RG6BおよびLJ700/RG6Wが22万円前後。LJ730/RLが24万円前後で、4日発売予定。
全モデルに「ハードディスクセーバー」を搭載。PC本体の落下や傾きを検知すると自動的にHDDの磁気ヘッドを退避させるため、ディスクやデータの破損リスクを軽減できる。また、光沢のあるフラットな天板を採用しながら300kgfの圧力に耐えられる堅牢性を確保している。
「VALUSTAR M」
拡張性に優れたマイクロタワー「VM100/RH」をラインアップ。4日発売予定で、店頭想定価格は10万円前後だ。
メモリスロット×4、5インチベイ×2、内蔵HDDベイ×4、PCI Express x16 ×1、PCI Express x1(ハーフ) ×1などを備え、使い勝手にあわせたカスタマイズが可能。7メディア対応カードスロットを装備し、使いやすさにも配慮している。またCore 2 Duo E7200(2.53GHz)、2GBメモリ、約500GBのHDDなど基本性能も充実している。
「VALUSTAR L」
VALUSTAR Lは、スタンダードタイプ「VL500/RG」、スリムタイプ「VL300/RG」。VL500/RGは店頭想定価格24万円前後で、4日発売予定。VL300/RGは16万5,000円前後で、18日発売予定。
VL500/RGは、4コアCPUのCore 2 Quad Q9400(2.66GHz)、2GBメモリ、約500GBのHDD、NVIDIA GeForce 8400 GSを搭載するなど高性能を追求している。VL300/RGは、本体の横幅がテニスボールの直径とほぼ同じ66mmとスリム。HDMI端子付きのため、大画面テレビにPC内のコンテンツを表示できる。
「VALUSTAR R Luiモデル」
マイクロタワータイプとして、Core 2 Quad Q9400(2.66GHz)搭載の「VR730/RG」、Core 2 Duo E7200(2.53GHz)搭載「VR330/RG」をラインアップ。店頭想定価格は、VR730/RGが24万円前後、VR330/RGが20万円前後で、ともに4日発売予定。
将来的な拡張ニーズに対応できるよう、メモリスロット×4基、5インチベイ×2基、内蔵HDDベイ×4基を装備。上位モデルVR730/RGはBlu-ray ディスクドライブを備える。