デルは2日、法人向けハイパフォーマンス・モバイル・ワークステーション「Dell Precision」シリーズ」の新製品として、「Dell Precision M2400」と「Dell Precision M4400」を発表した。価格はそれぞれ23万8,455円から、23万8,980円から。いずれも8月下旬より販売が開始される。

「Dell Precision M2400」

「Dell Precision M4400」

今回発表された2製品は、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)からシステムとアプリケーションの互換性の認定を受け、エンジニアリング、メディア、エンターテイメント、バイオサイエンス業務のプロフェッショナルユーザーをターゲットにしたもの。Energy Star 4.0とEPEAT GOLDの両方を取得している。

14.1型液晶を搭載したDell Precision M2400は、重量2.16kgと同社最軽量を実現したモバイル・ワークステーション。15.4型液晶を搭載したDell Precision M4400は、最新のグラフィックスチップに対応するだけでなく、Core 2 Extremeや最大8GBのメモリを搭載できる。

また、17型液晶を搭載したモバイル・ワークステーションのコンセプトも発表された。限定生産のオレンジの酸化皮膜アルミニウム筐体も選択可能な同コンセプトモデルは、最大16GBのメモリ、1GBメモリを搭載したグラフィックスチップ、クアッドコアCPU、最大1TB・2基のストレージをサポートする。

さらに、2008年2月に発足させた法人顧客向けサービス「デル・プロサポート」において、モバイル製品向け新サービスを追加した。具体的には、3年間の保証期間内に1度にかぎり、新しいバッテリに交換できる「バッテリー交換サービス」や、故障したHDDからデータを復旧させる「HDDデータ復旧サービス」、故障したHDDから機密情報が漏洩するのを防ぐためにデータを完全に除去する「HDDデータ破壊サービス(証明書付)」などが用意された。

このほか、現在米国やカナダで提供されている、紛失・盗難に遭ったノートPCの所在を追跡し、遠隔操作でデータを消去する「データ遠隔消去サービス」も順次対応する予定だ。