デルは2日、法人向けノートPC「Latitude」シリーズのラインナップを一新した。

今回発表されたLatitudeシリーズでは、最大19時間のバッテリ駆動時間と同社法人向けノートPCとしては初となる3つのカラーバリエーションを特徴としている。本体は、マグネシウム合金のフルフレーム筐体と壊れにくい金属製ヒンジを採用。周囲の照明レベルに合わせて調整可能なインテリジェント・バックライト・キーボードが搭載されている。また、電力管理、接続設定、セキュリティ管理といったユーザー設定が一元化されたほか、セキュリティ管理を1カ所で設定できる独自アプリケーション「Dell ControlPoint」も利用できる。さらに、新たにホットプラグに対応してPCの着脱が容易になった新ポート・リプリケーターやフルドッキング・ソリューションも用意された。

ウルトラポータブルモデル「Dell Latitude E4200/E4300」

ウルトラポータブルモデルとしては、12.1型ワイド液晶を搭載しながらも重量1kgからと同社史上最軽量を実現した「Dell Latitude E4200」と、13.3型ワイド液晶を搭載し重量1.5kgからの「Dell Latitude E4300」の2モデルが用意された。パフォーマンスと軽さを両立させたいビジネスマンやエグゼクティブがターゲットとなっている。

「Dell Latitude E4200」

「Dell Latitude E4300」

また、OSを起動することなくEメール、カレンダー、添付書類、連絡先リスト、Webへのアクセスが可能な「Dell Latitude ON」機能が数カ月後に搭載される予定。Dell Latitude ONでは、数日間におよぶバッテリ駆動時間を実現した専用低電圧サブプロセッサとOSを使用している。

カラーバリエーションは、Mica-Brushed Metal(マイカブラッシュドメタル)、Regatta Blue(レガッタブルー)、Regal Red(リーガルレッド)の3色。価格はいずれも未定で、9月中旬に販売が開始される予定だ。

メインストリームモデル「Dell Latitude E6400/E6500」

パフォーマンスユーザーがデスクトップの代わりとして利用するのに最適なパフォーマンスモデルでは、14.1型ワイド液晶を搭載した「Dell Latitude E6400」と、15.4型ワイド液晶を搭載した「Dell Latitude E6500」がラインナップされている。カラーバリエーションは、Mica-Brushed Metal、Regatta Blue、Regal Redの3色。価格はそれぞれ20万8,950円から、18万5,850円から。販売は8月下旬より開始される。

「Dell Latitude E6400」

「Dell Latitude E6500」

エッセンシャルモデル「Dell Latitude E5400/E5500」

コストパフォーマンスに優れ、日常的な作業に適したエッセンシャルモデルでは、14.1型ワイド液晶を搭載した「Dell Latitude E5400」と15.4型ワイド液晶を搭載した「Dell Latitude E5500」が選択できる。カラーはMatte Blackのみ。価格はそれぞれ16万8,000円から、17万1,150円から。販売は8月下旬より開始される予定だ。

「Dell Latitude E5400」

「Dell Latitude E5500」

セミラグドモデル「Dell Latitude E6400 ATG」

Dell Latitude E6400 ATGは、14.1型ワイド液晶を搭載したセミラグド・ノートPC。米国軍用規格「MIL-STD 810F」に適合するよう設計され、振動、ほこり、湿度、高度といった過酷な環境下での作業でも利用できる。価格は26万3,025円から。販売は8月下旬より開始される。

「Dell Latitude E6400 ATG」