以前にレポートしたWindows Home Server(WHS)日本語版でライセンス認証が行えない問題について、マイクロソフトから続報が出ている。同社はWHS公式サイトの中で、問題が発生しているのはライセンス認証システム側にあり、現時点でのWHSの利用に支障はないと説明する。9月2週目をめどにライセンス認証が可能になる見込みで、それまではすでにインストールしたユーザーに対して、ライセンス認証なしでそのまま運用を続けてほしいと伝えている。
今回の問題は、8月30日より販売の開始されたWHS日本語版において、ライセンス認証に必要なプロダクトキーを入力しても不正なキーとして作業が中断してしまうもの。WHS自体はライセンス認証なしでも30日間利用可能なため、インストールしたユーザーに対して上記のような形で後日対応を依頼している。マイクロソフトによれば、問題が発生しているのはDSP版を購入したユーザーすべてが対象という。そのため、一部販売代理店ではDSP版の提供を一時中止する措置を講じたたところもある。
今後の対応について同社では、以下に挙げるサイトでアップデート情報を一般ユーザーに対して逐次告知していく予定だという。またWHS日本語版を購入したユーザーへの特別対応は現時点で未定で、個別対応については販売店側に委ねる形となる。
以前にWHS英語版を購入したユーザーへの対応については、マイクロソフトでは日本語版を再インストールするための日本語技術情報を提供していくと説明している。このような形で再インストールを行った場合、すでにWHS内に保存されたデータはそのまま再インストール後の環境へと引き継がれることになる。