彦根市内の郵便局は1日、人気キャラクター「ひこにゃん」などを描いたフレーム切手を一斉に発売したが、予想以上の人気で用意した3,000シートが午前中には完売した。「再発売は未定」(郵便局会社近畿支社)というレアもので、すでにネットオークションでは定価の5倍近くまで高騰している。
3,000シート完売でお宝必至?「ひこにゃん」らを描いたフレーム切手 |
今回の切手は彦根市で開催中の「井伊直弼と開国150年祭」にちなんで企画されたもの。彦根を治めた石田三成、三成の家臣・島左近、三成との友情に殉じた大谷刑部(ぎょうぶ)をモチーフにした「みつにゃん・さこにゃん・にゃんぶ」がひこにゃんと共にデザインされている。ひこにゃんの赤い兜は関ケ原で彼ら3人の武将と激突した井伊直政の軍勢の装備が元になっており、400年の時を経て東軍と西軍が仲良く切手になった格好。
1シートは80円切手10枚で、売価は1,200円。市内各郵便局の前には発売時刻の9時前から行列ができ、販売開始後間もなく次々と完売。午前中にはすべての郵便局で売り切れとなった。当初から3,000シート限定で印刷したためすぐに再発行とはならず、追加生産するかデザインの違うものを制作するかなども含めて「今後については検討中」(郵便局会社近畿支社)だという。