シャープは1日、ドラム型洗濯乾燥機「ES-V300」を発表した。発売は10月10日で、価格はオープン。推定市場価格は22万円前後。洗濯脱水容量は9.0kgで乾燥容量は6.0kg。
同社のドラム型洗濯機では、昨年10月に発売された「ES-HG92G」より、水洗いしにくいものを除菌イオンとスチーム、温風により除菌・消臭する「除菌消臭コース」が搭載されていた。新モデルでは、除菌イオンユニットを進化させたプラズマクラスターイオンに変更、より強力な消臭・除菌が可能となった。さらに、Ag+イオンをミスト状にした「Ag+イオンミスト」を組み合わせることで、防臭・除菌効果が持続。除菌消臭コースに、洗濯時のAg+イオンコート効果が加わった。また、通常の洗濯時や乾燥時にも、洗濯槽内にプラズマクラスターイオンとAg+イオンミストが放出されるため、カビなどの発生が抑えられる。
「ミスト洗浄」「ミスト乾燥」機能も新搭載。ミスト洗浄は、高濃度の洗剤液を超音波振動子によりミスト化し、より繊維の奥まで浸透させるというもの。洗浄力が従来モデルに比べて約12%向上しており、洗濯時間も従来の57分から47分へと短縮されている。ミスト乾燥は、乾燥の最終段階で、衣類をミスト状にした水で包み込むことで、ふんわりとした仕上がりを実現するというもの。
同社のドラム型洗濯機では、ドラムを3本のダンパーで宙に浮かせる構造に加え、ドア部分を2重ドアにすることで低振動、低騒音を実現する「サイレントドラム構造」を採用している。新モデルでは、ドラムとモーター間、モーターと水槽間の接続部分の強度アップと、ダンパーのゴムの形状の最適化など、サイレントドラム構造にも改良が加えられた。これにより、洗濯時27dB、脱水時36dBの低騒音を実現している(従来は、洗濯時28dB、脱水時37dB、乾燥時36dB)。また、新たに開閉時のみ、内ドアと外ドアとがマグネットプレートで連結し、ボタンひと押しでドアを開閉することが可能になった。