シャープは1日、「清鮮うるおい冷蔵庫」シリーズの「SJ-KF50R」「SJ-KF46R」「SJ-KW42R」「SJ-KW38R」を発表した。SJ-KF50R/46Rはフレンチドアタイプで、SJ-KW42R/38Rは「どっちもドア」(片開きだが左右どちらにも開けられる)タイプ。発売はフレンチドアタイプが9月19日、どっちもドアタイプが10月10日。価格はオープンで、市場価格はSJ-KF50Rが26万円前後、SJ-KF46Rが24万円前後、SJ-KW42Rが19万円前後、SJ-KW38Rが17万円前後と予想される。
同社の冷凍冷蔵庫の特徴となっているのが、昨年モデルから採用されている「新・冷気流テクノロジー」。一般的な冷蔵庫では、ファンによって冷気を庫内に送り込み、食品を冷やすが、新・冷気流テクノロジーでは、冷蔵室の背面に設置された「うるおいクールパネル」からの輻射冷却によって食品を冷やす。一般的な冷蔵庫と違い、食品に風が当たらないため、食品の乾燥を防ぐことができるという。うるおいクールパネルは、金属を保湿製のある樹脂が被っているというもので、ドアを開けたときには外気から水分を取り込み、ドアを閉めると庫内に水分を放出するという「保湿冷却」も行われる。これにより、食品の乾燥や栄養素の破壊、脂分の酸化などを防ぐという。
新モデルでは、このうるおいクールパネルの面積を20%拡大。さらに温度も従来の-5°Cから-7°Cへと下げることで、庫内へ還元される水分量をアップした。また、冷却機についた霜から回収した水分から高湿度の冷気を作り出して庫内に送り込む加湿モードも新たに装備している。
また、新たにプラズマクラスターイオン発生デバイスも搭載。除菌イオンシャワーで、庫内の空気だけでなく、食材や庫内に付着した菌の増殖も抑制するという。
なお、同社の冷凍冷蔵庫のもう一つの特徴である、温かい料理を温かいまま保存可能な「愛情ほっと庫」機能も切り替えルームに搭載される。