30日より販売の開始されたマイクロソフトの「Microsoft Windows Home Server日本語版」だが、購入者の一部でライセンス認証が通らない問題が報告されている。

現在マイクロソフト側で対応を検討中とのことで、30日後の利用期限切れまでに何らかの対策が行われるものとみられる。すでに使用を開始しているユーザーは、そのまま利用を継続して問題ないと同社では説明する。

Windows Home Server日本語版は、各種問題を解決するPower Pack 1(PP1)を適用した形で30日から販売が開始されたもの。日本国内では専用機にプリインストールされた形での提供のほか、特定のハードウェアパーツとのセットで販売する、いわゆるDSP版の2形態での販売が行われている。今回の問題はDSP版を購入したユーザーで発生しているとみられ、ライセンス認証のためにプロダクトキーを入力しても認証が通らない現象が発生するという。ライセンス認証を行わない場合、Windows Home Serverは使用期限となる30日後に利用不可となってしまう。現在のところ、この現象に関する原因は不明。

マイクロソフトでWindows Home Serverの製品マーケティングを担当する林憲一氏のBlogによれば、こうした現象はすでにマイクロソフト側でも把握しており、すでに米国本社と対応を検討し始めているという。またライセンス認証なしでも30日間は使用できるため、すでにインストールを行ったユーザーはそのまま利用を継続してほしいとしている。