大阪・梅田にあるヘップホールで28日より、「駄美術ミュージアム」が開催されている。"楽しい・おもしろい"作品を目指して制作活動を行っているアートユニット「現代美術二等兵」による作品展で、こけしと鉄アレイを合体させた「こけしアレー」など笑える作品100点を展示している。
「現代美術二等兵」は、大阪出身の籠谷シェーン・ふじわらかつひとの2人からなるユニット。彼らは自分たちの作品を「お菓子の中に駄菓子があるように美術界にも"駄美術"があるのでは」との思いから"駄美術"と呼称。制作費や完成度にこだわらず、絵画、彫刻、写真などといったジャンルにもとらわれず、見る人が楽しめる脱力系エンターテイメント作品をひたすらに制作している。
今回展示されているのは「こけしアレー」のほか、ミロのヴィーナスが小さめのケースで身をかがめている「狭い…」、七福神が救命ボートで漂流中の「救え!七福神」など選りすぐりの駄美術作品100点。思わずニヤニヤしたり、くすくす笑ってしまったりと見るだけでなぜか少し元気になれる作品に出会える。
開催期間は9月7日まで。11:00〜20:00。入場無料。