ソニーは28日、シアタースタンドシステム「RHT-G500」と、デジタルメディアポートBluetoothアダプター「TDM-BT10」を発表した。発売はRHT-G500が10月10日、TDM-BT10が11月1日で、価格はオープン。推定市場価格は、RHT-G500が8万円前後、TDM-BT10が8,000円前後。

「S-Force PROフロントサラウンド」で臨場感の高いサラウンド再生を行う「RHT-G500」

同社のAV機器にBluetooth対応の携帯機器を接続するためのアダプター「TDM-BT10」

RHT-G500は、同社独自の「S-Force PROフロントサラウンド」を採用するシステム。搭載アンプはフルデジタルのS-Master、実用最大出力は、フロントとセンターの各chが50Wで、サブウーファーが100W。この3.1chで臨場感の高いサラウンド再生が可能となる。

ラックとしては、幅1,010mm×高さ450mm×奥行き400mmのサイズで32V型〜40V型のテレビに対応。収納スペースは2段で、棚の高さは調整可能。フロントにガラス扉などを装備しないオープンタイプだ。

入出力は、HDMIが入力×3/出力×1で、デジタル音声が入力×4(光×3/同軸×1)。そのほかに、アナログ音声入力を1系系統、後述する「TDM-BT10」を接続するための専用端子デジタルメディアポート入力を1系統装備する。HDMI端子は、ブラビアリンクに対応しており、ブラビア側のリモコンで「シアター」ボタンを押すだけで、音声出力がRHT-G500側に切り替わるほか、電源のオン/オフ、ボリュームの調整などが可能。また、EPGの番組情報に応じて、適切なサウンドフィールドに切り替える「オートジャンルセレクター」機能も搭載している。

TDM-BT10は、Bluetooth対応の携帯電話やウォークマンなどを、同社のAV機器に接続するためのアダプター。対応するプロファイルは「A2DP」「AVRCP」。RHT-G500だけでなく、同じシアタースタンドシステムの「RHT-G900」、一体型サラウンドシステムの「RHT-S10」、一体型システムにサブウーファーを組み合わせた「HT-CT100」、コンパクトサラウンドシステム「DAV-DZ220」「DAV-IS10」「HT-IS100」、ハイクォリティシステムの「HT-SF2000」に対応するほか、27日に発表されたマルチチャンネルインテグレーテッドアンプ「TA-DA5400ES/3400ES」「STR-DG820」でも使用可能だ。

TDM-BT10を利用することで、シアターシステムやマルチチャンネルインテグレーテッドアンプ側で、携帯機器に保存されている曲を再生できる上、基本操作(再生/曲送りなど)が可能になる。