KDDI、沖縄セルラーは28日、au携帯電話の新製品「URBANO(アルバーノ)」(シャープ製)を発表した。9月中旬以降に全国で販売を開始する。
URBANOは、"都会的で洗練された大人に似合うケータイ"をコンセプトとした、折りたたみ型の携帯電話。50代以上のアクティブな大人世代をターゲットとしたシニア向けの端末だが、ワンセグ受信機能、おサイフイケータイ、LISMO、赤外線通信(IrSimple)に対応するなど、充実した機能を搭載する。
メインディスプレイは約3.0インチ(240×400ドット)モバイルASV液晶、オートフォーカス対応の203万画素CMOSカメラを搭載する。テンキ-には金属調素材の大型キーを採用。各キーの間隔を空けることで、押し間違いを防ぐよう配慮した。
背面には1.3インチのサブ液晶ディスプレイを搭載。アナログ時計を常時表示することが可能で、時刻や不在着信をいつでもすぐに確認できる。サブ液晶の周囲にはシルバーの刻印が施され、高級腕時計をイメージしたデザインになっている。
使いやさにも配慮されており、使用機能を制限することなく、メールやメニューなどの文字を大きく表示する「でか文字」設定が可能。加えて、聞きやすさをサポートする機能として「でか受話音」「でか着信音」を搭載する。
このほか、カメラ機能を利用してボールからカップまでの距離を計測できる「ゴルフスコープ」、歩数や消費カロリー、脂肪燃焼量などが簡単に測定できる歩数計、名刺リーダーなどが利用できる。
また、KDDIではURBANOの発売に合わせ、ターゲットとなるユーザー層に合わせてカスタマイズした「au one」ポータルの提供を開始しており、URBANOにも独自のau oneポータルを採用。URBANOのau oneポータルでは、"見やすさ"、"使いやすさ"を考慮した画面構成や、シニア向けのリコメンドコンテンツを表示するなどのカスタマイズが施される。なお同ポータルには、URBANOのメインメニューから直接アクセス可能。
新『大人向け』のケータイ「URBANO」
KDDI コンシューマ事業統轄本部 コンシューマ商品企画本部長の長島孝志氏 |
同日都内で製品発表会が開催され、KDDI コンシューマ事業統轄本部 コンシューマ商品企画本部長の長島孝志氏、タレントでモデルのパンツェッタ・ジローラモ氏らが出席した。
発表会冒頭に長島氏は、現在の年代別の携帯電話普及率について説明。現在、20代と30代の約90%、50代の約80%、60代の約60%が携帯電話を所有し、50歳以上の携帯電話普及率が上昇傾向にあると説明。今後、シニア層の獲得を目指す方針を明らかにした。長島氏は、auが得意とする若者を意識した製品群と並行し、「これまでになかった、50代以上の大人のユーザーに対応した商品、サービスに注力していく」と述べた。
KDDIでは、新たなターゲット層となる50代以上の大人を、"年齢を重ねながらもプライベートや仕事でもアクティブに携帯電話を活用し、携帯電話のデザインや使い勝手へのこだわりを持つユーザー"と位置づけ、大人に相応しいサービス・コンテンツを搭載した「ワンランク上」をイメージさせる、「新『大人向け』のケータイ」を提供していくという。
URBANOは、その第一弾として提供された製品となる。URBANOは、"都会的"を意味するイタリア語から取った製品名で、それを英語的な読み方でアルバーノと発音すると説明した。
このほか発表会には、ジローラモ氏がゲストとして登場し、トークショーを行った。ジローラモ氏は、URBANOの名刺リーダーやゴルフスコープなどの機能を絶賛。端末のデザインについては、「今ケータイはファッションの重要なアイテム。URBANOは、背広のポケットに入れてポケットチーフの代わりにしてもかわいい」とコメントした。
商品名 | URBANO |
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メーカー | シャープ |
サイズ | 約50×106×16.8mm |
重量(電池装着時) | 約121g |
連続通話 | 約260分 |
待受時間 | 約270時間(歩数計ON時) 約290時間(歩数計OFF時) |
メインディスプレイ | 約3.0インチフルワイドQVGA (240×400ドット)モバイルASV液晶 |
サブディスプレイ | 約1.3インチ |
カメラ | 有効画素数203万画素(オートフォーカス対応) |
外部メモリ | microSDメモリカード |
カラー | クラシックブラック、エターナルホワイト、ジェニュインレッド |