漫画家・大島弓子の自伝的エッセイを原作とした映画『グーグーだって猫である』に出演する小泉今日子、上野樹里、加瀬亮らが27日、都内で行われた武蔵野市の友好市民証授与式に出席した。
同作では、天才漫画家と愛猫・グーグーとの心温まる物語が、全編にわたり東京・武蔵野市の吉祥寺を舞台に展開されることから、今回、武蔵野市の発展やPRに寄与した人に授与される友好市民証の授与が決定した。
キャストを代表して友好市民証を受け取った小泉は「吉祥寺の街のエネルギーは、確実に映画に反映されていると思います。撮影中は道行く方も協力的で感動しました」と吉祥寺をアピール。小泉にとっては3年ぶりの主演作となり、「40代を一人で生きるという気楽さも楽しさも知っている女性を演じさせていただいて、そのまま今の私が映っている映画です」と同作への思い入れを語っていた。
村上の"キツイ"一言を思い出し涙する上野 |
また映画の思い出として、大島が真っ先に「小泉さんが差し入れでくれたドラ焼きですね。中に生クリームが入っていてめちゃめちゃおいしかったですね」と答えるほど、撮影中は"食"を堪能していたようで、上野は「みんな仲良しで、よく食べていました(笑)。森三中さんと一緒のことも多く、もう"森四中"でしたね」と笑わせた。
ただ、撮影終盤には上野が、村上に「もう会うこともないね」と言われ泣き出してしまうというハプニングも。「メイクも落ちちゃって大変でした。撮影がほんとうにすっごくすっごく楽しかったので……」と話した上野は「今も(思い出して)泣きそうです」と言ったかと思うと、目を潤ませ涙をポロリ。村上が慌てて「冗談で言ったんですよ~。ハンカチ! ハンカチ! 」と叫ぶ一幕もあった。
一方、それを横目で見ていた加瀬は「今見てもわかるとおり、みんな自分勝手なのに、よく撮影中に調和できていたなぁって思いますね。街のせいなのか、猫のせいなのか……、不思議ですね」とドライに状況を見守っていた。
『グーグーだって猫である』は、9月6日(土)よりシネマライズ、シネカノン有楽町2丁目、新宿武蔵野館、池袋HUMAXシネマほか全国ロードショー。