松下電器産業は25日、Blu-Rayディスクレコーダーの新モデル「DMR-BW930」「DMR-BM830」「DMR-BW730」「DMR-BR630V」を発表した。発売は、DMR-BW930/830/730の3機種が9月1日、DMR-BR630Vが10月1日。価格はオープンで、推定市場価格はDMR-0BW930が28万円前後、DMR-BW830が18万円前後、DMR-BW730が15万円前後、DMR-BR630Vが16万円前後。
DMR-BW930/830/730がBlu-Rayディスク+HDDモデルで、DMR-BR630VがBlu-Rayディスク+HDD+VHSモデル。DMR-BW930には1TB、DMR-BW830には500GB、DMR-BW730とDMR-BR630Vには320GBのHDDが内蔵される。型番にBWが付く3機種はデジタルダブルチューナー搭載、BRの1機種はデジタルシングルチューナーを搭載する。新モデルの最大の特徴は、新開発「アドバンスドAVCエンコーダー」の搭載。同社のレコーダーは従来より、MPEG-4 AVC/H.264エンコーダーの搭載によってフルハイビジョン映像の高圧縮録画が可能で、最大に圧縮率を上げた場合、フルハイビジョン映像を5.7Mbpsで記録でき、BSデジタル放送の場合には4倍強、地上デジタル放送の場合には3倍弱の圧縮が可能となっていた(HEモード)。5.7Mbpsで記録した場合、片面25GBのBlu-Rayディスクでは約9時間、片面4.7GBのDVDでは約1時間40分の映像が記録できる。新モデルに搭載されているアドバンスドAVCエンコーダーでは、圧縮率をさらにアップ。4.3Mbpsでのフルハイビジョン録画が可能となった(HLモード)。これにより、片面25GBのBlu-Rayディスクでは約12時間、片面4.7GBのDVDでは約2時間10分のフルハイビジョン映像が記録可能となっている。また、トランスコード機能も搭載されており、DRモード(MPEG-2 TS)で録画した番組をMPEG-4 AVC/H.264型式に変換することもできる。
また、Blu-Rayディスクドライブも同社の最新6倍速モデルを搭載。DRモード(MPEG-2 TS)で録画した番組を、約11倍(1時間番組ならば約5分20秒)で高速ダビングを行うことができる。また、HLモードの場合には、約43倍(1時間番組の場合には、約1分24秒)でのダビングが可能だ。
ネットワーク関連では、アクトビラ ビデオに対応。さらに、12月以降にスタートが予定されているコンテンツのダウンロードサービスへも対応予定となっている。なお、DMR-BR630V以外の3機種は音楽CDの取り込みに対応。また、DLNAサーバー機能も装備。クライアント機能のあるテレビやパソコンなどから、レコーダーに録画された番組を楽しむことが可能。