ソフトウエアの開発・販売を行うインターコムと、データ復旧サービスを行うデータ復旧センターは26日、両社の提携により、消失したデータの復旧サービスを提供するWebサイト「データ救命サービス」を公開、同日よりサービス提供を開始した。

ハードディクスなどのデータを消失した際には、一般的に専用のソフトを利用して自分で作業を行ったり、データ復旧サービスを行う業者に依頼するなどの対処が行われる。同サービスは、両社の提携によりこれらの復旧サービスをトータルで提供する。

データを消失した際、ユーザーは同サイトからデータ復旧専用ソフトのトライアル版を無料でダウンロード、復旧したいデータをスキャンする。ディスク上に消失したデータを検出できた場合は、オンラインショップで専用ソフトのライセンス(8,190円)を購入し、その場で復旧作業を行うことができる。同ソフトでは、内蔵・外付けHDDのほかに、各種メモリカード、USBメモリ、フロッピーディスク、MOなどのデータ復旧が可能。操作ミスによるデータ消失など比較的に軽度なトラブルである「論理障害」の場合に対応する。

専用ソフトでデータが検出されなかったり、検出はされても復旧できなかった場合は、同サイト経由で専門スタッフが行うデータ復旧サービスを利用できる。こちらは専用ソフトで復旧できない重度の「論理障害」や、HDDの故障など重度なトラブルである「物理障害」に対応する。

ソフトのライセンスを購入して作業を行ったのにデータを復旧できなかった場合には、サービス料金から13,440円が割引きとなり、ユーザーはライセンス料を無駄にすることなくデータ復旧サービスを利用することが可能だ。なお、この場合も購入したライセンスは有効で、引き続きデータ復旧用のソフトとして利用することができる。

ライセンスを購入していない場合や、専用ソフトで復旧できないことが明らかな場合でも、同サイトからデータ復旧サービスを申し込むと料金が3,000円引きで提供される。また、サービスの見積もりや初期調査については無料で利用が可能だ。

両社では、提携により間口を広げることで、より多くのユーザーに最適なデータ復旧手段を提供するとしている。